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「…………何してんの……?」




思わず、といった様に、四葉が声を上げた。




呆れた風の視線の先に居るのは、松下村塾の悪ガキ3人組。


そいつらが居るのは、町にある女の子向けの雑貨の多い店。


完全に、浮いていた。




「あ、や、これはだな……」




慌てて弁明しようとする銀時に掌を向けて、それ以上は言わなくて良いから、と制す。




「3人にそんな趣味があったなんて、誰にも言わないから大丈夫よ」


「「「違うわ!!」」」




四葉的にはそれしか無いと思ったのだが、どうやら間違いらしい。


食い気味に否定された。




「でもじゃあ、何してんの?」




もう1度、冒頭の質問をする。


先程で懲りたのか、銀時も誤魔化そうとはせず、素直に口を開いた。




「Aに、なんかやろうと思って。髪を結う紐でも無いかな〜、と……」




バツが悪そうに、渋々と答える銀時。


小太郎と晋助も、誤解を解きたいのか必死に頷いている。




「それなら、私も一緒に選ぶのに。皆完全に浮いてるよ?」


「お前に頼んだら、俺等金を出しただけになるじゃねェか。自分達で選びたいの」


「ふ〜ん。なら私は、ここで見守ってるわ。酷いのプレゼントされたら、Aちゃんが可哀想だし」


「酷いのってどういう事だぁ!?」




良いから良いから、と、さっさと選ばせる。


稽古をしている以外では珍しい、真剣な顔で物色する3人に、ふふ、と笑う。




暫くして決まったのか、「これでどうだ!」と1本の紐が目の前に突き出される。




「……うん、合格」




意外とセンスが良かった。


三日月型の髪留めと合わせたのか、紫の糸と金の糸で編まれた紐は、上品な感じがして綺麗。


今はまだ幼いけれど、成長すれば絶対に美人になるAに似合いそうだ。




「だろ!?」




買ってこよーっと、と店の奥へ入っていく悪ガキ達を見送りながら、ポツリと呟いた。




「……シスコンよねぇ、あの3人」

未来の残念美人→←_____



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ゆず(プロフ) - 緋澄さん» 1話目ができ次第、公開させていただくつもりです (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 時雨さん» 申し訳ありません、実は、続編は準備しただけでまだ1話も書いていないんです・・・! (2019年6月19日 17時) (レス) id: e1a0e02e53 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄 - 続編を読みたいのでパスワードを教えて下さい (2019年6月19日 14時) (レス) id: d02144b3e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編が、読みたいのでパスワードを教えてください。 (2019年6月18日 23時) (レス) id: bfac637d1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 20時

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