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触れた背中2 ページ34
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「来週の月曜日、僕もドレス選び行くから」
スタイリストさんが楽屋を出た後 話しかけてくる
メンバー 随一のお洒落さんが一緒に選んでくれるのは心強いが、確か来週はスケジュールがみっちり詰まっていたはずだ…
「大丈夫だよ、ドレスぐらい自分で決めれるし」
そう言って断る
「絶対に行くから、ヌナに合うドレスは僕の方が分かっているから」
確かに彼が私に買ってくるお土産の洋服は、皆から評判がいい
「そう、じゃあ来れたらでいいからね」
そう言って部屋を後にした
ドレス選びの当日
10着ぐらいだろうか、わざわざ作業室に持ってきてくださった
ディエイ氏は来ていない
ウジ氏から聞いていたスケジュール的に、無理だろうなと諦め 1人で選ぶことにした
「決まったら教えて、他のドレス回収しに来るから」
そう言ってスタイリストの方が作業室を出ていく
とりあえず目についた、青の深くスリットが入ったドレスを着てみる
作業室近くの 空き部屋に置いてある全身鏡で確認しようと思い
部屋を出ようとドアの取手に手をかける
すると自然に扉が開いた
目の前には額に汗を浮かべ、肩で息をするディエイ氏がいた
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作者名：キンモクセイ | 作成日時：2019年10月20日 23時
