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やっと先輩たちが帰って来た。

後で今日の宿題とかするんだろうな



彼らが廊下で通り過ぎる度に

トレイン先生の宿題多すぎる

とか

バルガス先生の飛行術キツすぎるとか

オクタヴィネルのヤバい奴に絞められそうになったとか聞こえる

ちょっと待て

最後のオクタのヤバい奴ってリーチ兄弟確定だよな?




私、体調回復したっぽいし

もう明日には教室入れそうなんだが。


一年生だけど、

先輩たちと教室違うと思うけど

明日の登校怖くなってきたんだが。





元の世界でも授業はちゃんとこなせていたが、
こっちの世界はかなりハードルが高いかもしれない。

不安だ。









机の前に座って頬杖立てていたら、

ジャミルさんが入ってきた。





『先輩...!』


 私は立ち上がった
 




彼は手に今朝と同じ小瓶を持っていて
それを机の上にコトッと置いた。

「これは熱冷ましの薬だ。
 君はまだ熱があるだろう、鼻血も出たんだから相当熱かったのじゃないか」


覚えていらしたのですね。

恥ずかしい....

『ありがとうございます。』

私は丁寧にお辞儀をした。

お辞儀の癖は前までの陸上部で先輩たちにするのに体が慣れてしまっていたからだ。






「礼はいい。それと...

 これを」



彼はポケットから新しいマジカルペンを取り出して私に渡した。





『私、ペンはありますよ..?まだ、使えると思いますが..』




自分で壊したのにまた新しく貰うなんて

「学園長からだ。

 貰ってきたから、もう返す訳にもいかない。」






学園長.....ジャミル先輩...

ありがとうございます...





『大切にします!』

「ああ、そうしてくれ。..君の元のマジカルペンを俺にくれないか?」
 

あれだ、察した。

私がもし又変なやつになって壊れたペンをまるごとパクっていってしまったらヤバいと思ったんだろな。


素直に渡しておこう。



今の新しいペンは絶対に口に入れないと心から誓った。



『はい...どうぞ』

魔宝石の砕けたペンを渡したら

いい子だ

って褒められました。


嬉しすぎん?

私今日二回も褒められたんだよ?

推したちに。褒められる要素はどこか分からんが





ドキドキしながら先輩を見送った後に

私はハッと気づいたことがある。









『どの寮生と一緒の部屋だってこと聞くの忘れた!!』



興奮のあまりに重要なこと忘れるって私は単純なのかバカなのか。

◇→←◇



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設定タグ:ツイステ , ツイステッドワンダーランド , スカラビア寮   
作品ジャンル:恋愛
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C-ちゃん(プロフ) - 面白いです!あと少し気になったのが、NPCって何ですか? (11月10日 10時) (レス) @page17 id: dbb14c790e (このIDを非表示/違反報告)
バイオレット - 今日見始めましたが神です、はい (2022年1月26日 15時) (レス) @page8 id: 7a0f02f114 (このIDを非表示/違反報告)
寝巻き(プロフ) - うみねこさん» え、まじですか!一回設定の所を見てきたのですが押していませんでしたが。。。もう一度見てきます!よければあとでもう一回確認して頂ければと思い出す汗ありがとうございました! (2021年6月5日 16時) (レス) id: a4632cb321 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - オリジナルフラグ付いたままですよ…汗 (2021年6月5日 16時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
ちろちろ(プロフ) - ユメゾラさん» うっひょああ?!そう言って貰えて凄く嬉しいです!頑張るぞぉー!! (2021年2月23日 20時) (レス) id: a4632cb321 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝巻き | 作成日時:2021年2月15日 14時

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