文豪と恋物語２

フードの下の…＊2 ページ19

太『Aちゃん⁉如何してここに⁉』

貴『ハー、ハー
治さん、会わせたい人が居るんです！』

治さんの後ろから『お前ッポートマフィアの！』『おい、太宰！どう言う事だ！』と言う声が聞こえる。治さんは『まーまー、落ち着いて』と宥める。

太『で、誰だい？会わせたい人って』

貴『この人です』

織『……イメチェンしたのか、太宰』

太『えっ、織田作……』

なんで、と言う様に治さんはドギマギしている。
次の瞬間

太『織田作ーーーーーーーー！！！！！！』

お兄ちゃんに治さんが抱きついた。
若干泣きそうで。
探偵社員の人は口がポカーンと開いている。

織『なんだ、急に』
太『会いたかったよ！何処で何してたんだい⁉』

其れもそのはず。約四年間会ってなかったもんね
その間に色々とあった。

治さんがポートマフィアを抜け中也が幹部になり
中島敦とか言う奴がきて芥川くんが燃え出すなんて

いっぱいいっぱいあったんだよ

貴『此れからは其れをお兄ちゃんと一緒に見ていけるんだ』

嬉しくて嬉しくてしょうがない。

貴『ずっと一緒だね、お兄ちゃん』

織『あぁ、そうだな』

だけど忘れてた。

私にはお兄ちゃんだけじゃないって事。

＊＊＊＊＊＊夜・太宰部屋＊＊＊＊＊＊
中『よぉ、A、織田作、太宰』

貴『中也……⁉』

ポートマフィアにバレない様に来たのにバレた。
早すぎる。

貴『ごめん、中也！私はッ……』
中『戻るぞ。』

ぐいっと手を引かれる。

中也はお兄ちゃんが死んでずっとそばに居てくれた
横で笑っててくれた、笑わせてくれた。

手を見ると其処には中也と色違いのブレスレットがある。また、プレゼントしてくれたのだ。

中『俺はお前が好きだ。ずっと大好きだった。もう離さねェ。此れからも側にいる』

貴『中也……』

織『すまないが、其れは俺も同じだ』

もう片方をぐいっと引かれる。お兄ちゃんに。

お兄ちゃん……捨てられて居た私を妹として大事に大事に育ててくれた。

今の私があるのはお兄ちゃんのおかげだよ。

貴『お兄ちゃん……』

お兄ちゃん

中也

貴『私は______________』

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
夏姫様どうでしたか？
遅くなりすみません。
オチどうしようと妹に相談したら
『そんなの決めきれねぇから』と言われたので
こうなりました。
なんかグダグダですみません……
良かったら感想お願い致します！

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