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kym side
"よかったね"という北斗の表情を見て
よりを戻すのは無理だと確信する
呆気ない終わりに涙が出そうになる
「ごめん、帰るわ...お疲れ様」
「きょも...」
樹に名前を呼ばれたがそれを無視して
急いで打ち合わせ室から出て行く
スタッフさんとすれ違ったりするので
必死に涙を堪える
もう自分の気持ちを伝える気力も無い
伝えたところで北斗に迷惑をかけてしまう
問題はこの気持ちをどうするかだ
新しい恋をするか
この気持ちを本人に伝えず封印するか
この２つの選択肢以外思い浮かばない
でも新しい恋なんてきっと無理だ
この気持ちを封印するしかない
誰にも聞こえないぐらいの小さい声で「ほくとが、すき」と零せば涙が溢れてきた
スタッフさんにバレないよう近くの部屋に入ればそこは物置部屋であまり出入りすることがないところだった
俺は口を手で覆い声が漏れないように泣き
何度も「すき」と言葉にした
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みちゅどん(プロフ) - 初めまして！カヤさんの作品全て読ませていただきましたがどれも好きすぎてキュンキュンが止まりません！！！これからも楽しみにしてます♪ (2020年9月19日 17時) (
レス) id: dc77794694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かや | 作成日時：2020年7月23日 22時
