15話 ページ16
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私の口は休憩なんて知らず、あっという間に最後の一口を飲み込んでしまう。
｢はあ〜〜〜幸せだった。ご馳走様でした！！｣
と手を合わせる。
『...A、ちょっとその紙ナプキンとってくれ』
｢ん？はい｣
手渡すと、戻るはずのじんペーくんの腕がこちらに伸びてくる。
そのままじんペーくんの手が私の顔を優しく掴む。
そして先程の紙ナプキンで口の端で何かを拭き取った。
『まだ付いてんだよばーか』
｢ご、ごめん...？｣
『ぶはっ、なんで謝ってんだよ。ほら、はやく行くぞ。』
と言うと私が誘ったのにササッとお会計をしに行く。
｢あ、私払うのに｣
『うるせえ、黙って払われとけ。』
優しいのか優しくないのかわかりにくい愛情がじんペーくんらしい。
｢…ありがと。次は私に払わせてね｣
『変な気使うな』
｢んなっっっ！！｣
『ふふっ』
お会計をしてくださった店員さんが笑う。
『可愛らしい彼女さんですね。すみません、お二人の息がぴったりで見てたら楽しくて笑っちゃいました。』
｢いや｣
『ありがとうございます。ほんとに手が焼けるやつです。
じゃ、ご馳走様です。』
｢ちょっと！あ、ご馳走様です！！｣
私に話なんてさせず、じんペーくんは腕を引いてお店を出た。
ガチャ
｢ねぇ私たち付き合ってないじゃん。否定してよ。｣
『今さら何言ってんだ。Aだって俺たちが高校で噂になってんの否定してねえだろ。』
｢ん？？？｣
『なんだよ』
｢私たち噂になってんの？？｣
『はあ？』
話を聞くと、どうやら私たちが2週間に1回以上のペースで遊んでいること、中学時代に登下校を一緒にしていたことから私たちが付き合っているという噂が流れているそうだ。
なぜ今登下校を一緒にしている凌ちゃんではなくじんペーくんなのか聞くと、凌ちゃんは上級生にもゴリゴリマッチョが好みだと知られているかららしい。
めんどくさいなあ。
てかもう10月よ？なんで私のとこまで噂流れてこないの？
なんて色々考えるけど、とりあえずじんペーくんがモテてなかったのは私が原因なのでは？？という罪悪感が1番大きい。
｢ごめん、私じんペーくんに迷惑かけたよね｣
『別になんも迷惑じゃねえよ。迷惑だと思ったら否定すんだろ。』
｢そっか...ごめん｣
『だから、迷惑じゃねえって。』
｢んー、ごめん｣
『これ以上謝ったらキレるぞ！』
｢もうキレてんじゃん…｣
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そば粉(プロフ) - ヨザクラさん» ありがとうございます！！これからもソワソワしていただけるように書いていきます！警察学校組登場まであと少しお待ちください！ (2022年6月3日 8時) (
レス) @page18 id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
ヨザクラ(プロフ) - とても面白いです！続きが気になってソワソワします！全員にフラグ立ってーーー！！！頑張ってください！楽しみにしてます！ (2022年6月2日 9時) (レス) @page14 id: f4c5d262a2 (このIDを非表示/違反報告)
そば粉(プロフ) - ひええそんなこと言ってくださる柑橘類様尊すぎませんか(？)ありがとうございます！！そのお言葉がモチベーションになります！！！ (2022年5月31日 0時) (レス) id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*＠馬鹿同盟(プロフ) - えっ尊いですね(？) 応援します！ (2022年5月29日 19時) (レス) @page6 id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そば粉 | 作成日時：2022年5月27日 11時
