12話 ページ13
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卒業式を無事に終え教室に帰ってきた。
3年生は今頃バシャバシャと写真をとっているんだろう。
私は卒業式は頑張って涙をこらえたけど、やっぱり耐えれなくて教室で大号泣。
凌ちゃん以外のみんなはすでに帰った。
「うわああああああん凌ぢゃあああん」
『ほんとにブッサイク。もう少しお淑やかに泣きな？』
「...ブサイクじゃない。」
『十分ブスよ。自分の機嫌を自分で取れない時点で心がブサイクなの。アンタ顔は可愛いんだから、心こそ美人になりなさい。』
なんで私と同い年でこんなこと言えちゃうの。
ほんとにかっこいい。私凌ちゃんがいてくれなかったら、何回研二くんたちの目に惨めに写ったのかな。
ぎゅ
『なにいきなり暑苦しい。』
「んーん。私の機嫌自分で取れるような女になるね。ありがとう。
そうだ、凌ちゃん」
『え？』
「あの2人に卒業おめでとうって伝えてきてもいいかな。
...まだ間に合うかな」
『間に合わない関係性じゃないんでしょ？
はやく行ってきな』
凌ちゃんと別れて、私は下で写真を撮っているであろう2人の元へ向かう。
“萩原くん次私と撮って〜！！”
“松田くんと写真撮れた！！”
じんペーくんもかっこいいからやっぱり陰で人気あるよね。
いつ話しかけよう。
ボーッとしていると、3年生の人に話しかけられた。
2人とも来ないからダラダラ話していた。すると、
『なに話してんだよ』
知らないうちに研二くんが後ろにいて、私の肩に腕を回してる。
「研二くん！？」
驚いたとこにじんペーくんもやってきて、相手に睨みをきかす。
『なんでそんな怒ってんだよ？！話してるだけだろ？』
『なんでって、そりゃあ』
俺たちの可愛い幼馴染みだからだろ。
と2人の声が重なる。理由になってない。
クッソオオオ羨ましい！！！
なんて言いながら走って帰っていく先輩。
「良かったのに」
『俺たちが良くねえんだよ』
「そっか。じゃあ良くないね。」
『Aちゃんも俺たちに甘いね〜。』
「別に普通だよ。」
あ、だめだ。今ブスだ。
「ごめん今の嘘。大好きだから甘くなる。」
『『へ？』』
「2人がいなくなっちゃうの寂しくて、朝も態度悪くなっちゃったし、お祝いの言葉を素直に言えなかったの。ごめんね。
卒業おめでとう。」
『『！！...ありがとう』』
最後に1枚だけ3人で写真を撮った。
何故かちぎり取られた2人の第2ボタンと共に撮った写真は私の宝物だ。
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そば粉(プロフ) - ヨザクラさん» ありがとうございます！！これからもソワソワしていただけるように書いていきます！警察学校組登場まであと少しお待ちください！ (2022年6月3日 8時) (
レス) @page18 id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
ヨザクラ(プロフ) - とても面白いです！続きが気になってソワソワします！全員にフラグ立ってーーー！！！頑張ってください！楽しみにしてます！ (2022年6月2日 9時) (レス) @page14 id: f4c5d262a2 (このIDを非表示/違反報告)
そば粉(プロフ) - ひええそんなこと言ってくださる柑橘類様尊すぎませんか(？)ありがとうございます！！そのお言葉がモチベーションになります！！！ (2022年5月31日 0時) (レス) id: 16cd9ffa67 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*＠馬鹿同盟(プロフ) - えっ尊いですね(？) 応援します！ (2022年5月29日 19時) (レス) @page6 id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そば粉 | 作成日時：2022年5月27日 11時
