【魔法少女は星に詠う】そんなことより暖かいお茶が飲みたい。 (ページ3)

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３章。昼。ページ3

昼。

ちゅんちゅんという鳥のさえずりで目がさめることもなく、

見事に寝坊した。

まぁ学校に行かないルムジムには関係はないのだが。

「んー…おや。お早う。」

眠そうな目をこすり、いつの間にか部屋に入ってきていた猫に挨拶をする。

にゃぁお、と可愛らしく鳴き声をあげ、布団の上に上がってくる。

「朝飯…いや、昼飯にするかのぅ。」

猫を抱き上げリビングへと向かう。

自分の分はカップ麺で猫の分は煮干しという何とも変な食事だが、まぁよしとしよう。

「あと3分か…。ん、美味か？物足りなかったら鰹節もあるぞ。」

ふわりと柔らかく笑った。

ヴーｯヴーｯヴーｯ

机の上のスマホがなった。

「ん……なんじゃ、昼から。………なんだ。担任か。」

そのまま電源を切り、机の上に再度置いた。

「みゃぁおー」

ぐるぐると喉を鳴らし、ありがとうと言うように猫は鳴いた。

「そのくらい大丈夫じゃよ。…そういやもう3分経ったかの？」

時計を見ると優に５分は過ぎていた。

「お…おぉう……。とりあえず箸持ってくるかの。」

パタパタとキッチンの方へ走っていくと箸を持って戻って来る。

「よし。食うとするかの。…いただきます。」