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急いで部屋に戻って荷物を持ってまた家を飛び出した。
お母さんはどうしたの、その浴衣！と言っていたけど、説明する暇もなく。
マンションの下には既にゆうくんが待っていた。
ごめんね、と謝る私にいつも通りの笑顔で笑った。
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裕翔「行こうか。」
男の人の浴衣をこんな間近で見たのは初めてかもしれない。
思わずじっと見てしまった私を見てゆうくんは不思議そうな顔をした。
A「あ、ゆうくん浴衣も似合うんだね。」
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思ったことを咄嗟に口から出ただけで。
一瞬、キョトンとしたゆうくんがおかしそうに笑う。
裕翔「改まって言われると照れるんだけど。」
A「え、あ、ごめん。」
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裕翔「っていうか、俺より先に言わないでよ。」
A「...え？」
だんだんと夏祭りに向かう人が増えてきた。
下駄の音がちらほらと。
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裕翔「浴衣、可愛いなって言うタイミング見計らってたのに。」
A「...！」
この人さらっと、爆弾落としませんでしたか？
その爆弾は私の真上に降下したようで、頬がボンッと熱くなった。
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裕翔「逸れないでね。」
固まった私を見てにこり、と笑うゆうくんの指が絡まった。
なんだか、私の知ってるゆうくんではないぞ...？と頭が少し混乱している。
まるでお姫様にでもなったかのような待遇なんだけど...
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裕翔「お腹空いてる？なにか食べる？」
既に夏祭り会場は賑わっていて、あちらこちらで屋台が開かれている。
薄っすらと暗くなってきた辺り、上にぶら下がる提灯の灯りが綺麗に見える。
たくさんありすぎて目移りするな、と屋台を物色した。
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あすみ(プロフ) - mimuheysayjumpさん» 全部ですか？！めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます…！！ (2019年9月27日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りいめろさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2019年9月27日 10時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
mimuheysayjump(プロフ) - あすみさんの作品全部読ませていただいてるのですが今回もとてもキュンキュンしました！！次の作品も楽しみにしています！！これからも応援していまし！ (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7805199817 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ(プロフ) - はじめて、あすみさんの作品を読ませていただきました！とてもきゅんきゅんしました！続きが気になります！これからも頑張ってください。 (2019年9月13日 18時) (レス) id: 42530977bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - りぃささん» そうなんですね！コメントまでありがとうございます！茶道っておしとやかな女の子のイメージがあるのでいいですね！ (2019年8月28日 14時) (レス) id: 2c865b7169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時：2019年8月6日 12時
