雪男たちの白雪姫?! 1 (ページ8)

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Aside

渡辺
「うるせえよ！ほら、早く帰れよ。」

『ふふ、はあい。……んふふ』

また、SnowManさんに助けられてしまった。
やっぱり寒くて、着替えた渡辺くんの服は、
渡辺くんの香水の匂いと、
ほんのり優しい柔軟剤の匂いがした。

次の日

今日もレッスン。
振り入れで踊ってると丁度近くにいた昨日の人に、

他Jr.
「お前まだ辞めねえのかよ…」

と、言われてしまった。
負けない、そう思い顔上げて、啖呵を切ろうとした時…

渡辺
「お前？昨日こいついじめたの。
そんな事してる暇あったら努力したら。
こいつ、生まれ持って才能あるくせに誰よりも努力してるけど。
だから、追いつけないんじゃね？
僻む暇あったら、やる事やれよ。」

そう言ってくれた。

深澤
「あれ？いつの間に翔太Aと仲良くなったの？」

佐久間
「あれ？あれあれ〜？」

渡辺
「…うるせえな！俺らもやるぞ！」

嬉しくて仕方なかった。
心の中で何度もありがとうと伝えた。
声に出せばいいんだろうけど、避けられてたお返し。なんてね

渡辺さんの言う通り、努力を重ねて言ったら、
いつしか事務所内で妬まれる事は無くなり、
自然とみんなと仲良くなれた。
世間の声はまだまだ厳しいけれど、
映画やドラマのお仕事も貰えるようになり、
認知してもらえ、気づけば自分にファンレターまで
届くようになっていた。

その頃にはSnowManの皆さん、ではなくSnowMan。
深澤さんは、ふっか。岩本さんはひかるくん。
宮舘さんは、だてさん。阿部さんは、あべちゃん。
佐久間さんは、さっくん。渡辺さんは、しょっぴー。
と、呼べる仲にまでなれた。

A! もも! と呼んでくれるSnowMan。
A! 百瀬! と呼んでくださる先輩方。
Aちゃん! ももさん! と呼んでくれる後輩にも
恵まれて、此処までやってきてよかったと心から思えて、
ダンスを認められ、沢山の先輩のコンサートに
SnowManと一緒にバックにつかせてもらったり、
先輩のラブソングの演出で恋人役で踊らせてもらったり、
ジュニアの番組で歌わせてもらえる事も。

あの時、連れてきてくれたじいじ、
声をかけてくれて守ってくれたSnowManのおかげで
今の私があるんだと強く思えた。

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