雪男たちの白雪姫?! 1 (ページ6)

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歌ページ6

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Aside

深澤
「A今日も残って練習？」

『はい、やります！』

岩本
「今日俺ら残れなくて、明日一緒にやろうな。」

『お仕事頑張ってきてください！』

阿部
「勉強も見てあげるから持ってきな？」

宮舘
「そしたら、お腹空くだろうから明日俺が差し入れ作ってくる。」

そう声をかけてくれた。
怖がられてる先輩だとは思えないくらい、
優しくて気づいたら仲良くなれた。

渡辺
「俺先行くわ。」

そう出て行ってしまった彼を除いて。
避けられてるのが伝わってくる。

レッスンも終わり1人残って練習をしていた。
喉が渇き水を飲もうと取りに行ったら、ない。
鞄ごとない。

SnowManの皆さんと居る時は忘れてた。
知らずに守られてた。
これが当たり前なんだって、思い出した。

飲まないと脱水症状になっちゃうし、
財布もないから買えなくて、探し回ってたら

『あった…でも、何でよりによって、』

誰もいないかを確認して、荷物を取りに男子トイレへ。
水やタオル、財布や携帯を確認して鞄にしまう。

他Jr.1
「うわ、キモ〜！男探してこんな所入ってきちゃった？」

他Jr.2
「流石Aちゃん。男好きだもんね？」

他Jr.3
「てか、トイレに落ちてた荷物拾うとか汚くね？」

そう笑いながらトイレのドアを閉められた。
しまった。嵌められた。
鞄を此処に捨てたであろう人たちに
出口を塞がれ閉じ込められてしまった。

流石に男3人に敵うわけがない。
抵抗しても荷物を濡らされ、服を濡らされ、
目立たない所を殴られた。

他Jr.1
「SnowManさんに気に入られて守られてる気かよ、
やっぱ弱い女だよな。」

他Jr.2
「調子乗ってんじゃねえぞ。」

…やっと、解放された。
濡れて汚れた荷物を掻き集めてレッスン場まで戻る。
全部濡れちゃってるから着替えもない。
タオルを何度も絞って体を拭いた。
我慢してたけど堪えきれなくて誰もいないことを
いいことに泣いた。

負けたくない。でもこれ以上どうしたらいいのか、
やっぱり此処には居るべきじゃないのかなと、
もうマイナスな事しか考えられない。

気がつけば小さい時にじいじが歌ってくれた歌を、
口ずさんでいた。じいじの笑顔が見たくて、
応援歌のようで自分を励まそうと思って。

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