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『はい、手を繋いでね
お外は危ないから』
勝「あき！おれを子ども扱いすんな！
手なんて繋がなくても平気なんだよ！」
つーくんは僕が握った手を解こうと必死だ
もしかして僕と手を繋いだ姿を見られるのが恥ずかしいのかな
…そうだよね
『…そっか
僕とは手を繋ぎたくないよね
ごめんね』
僕がそう言って手を離そうとするとつーくんは逆にしっかりと繋いでぎゅっと握ってくれた
どういう心境の変化なんだろう
…いやだめだめパーソナルスペースは守らないと
『うれしいな
こうやって人と手を繋ぐのなんて初めてかもしれない
学校に着きたくないなぁ』
勝「何言ってんだよあき！
早く学校行かなくちゃ遅れるだろ！
もっと早く歩け！」
つーくんをナビゲートしながら僕は引っ張られて学校に着いた
僕は3年目でもう見慣れてるけど、そびえ立つ大きな校舎とUAの文字につーくんは目を輝かせた
そのあと時間がないことに気がつきまた僕を引っ張った
まだ始業の3分前だよ？急ぐ必要なんてないのに
つーくんは5歳なのにしっかりものなんだなぁ
遅刻を恐れたつーくんの全力ダッシュに息を切らしながらチャイムと同時に教室に滑り込んだ
『っはぁ、はぁ…っん、はぁ…
ぉ、はよ…ござ、ます、っ…』
「お、おぉあきか
珍しいな、お前がホームルームに間に合うなんて」
先生にそう言われて言われてみればそうだったと笑えば隣のつーくんが僕を睨んだ
なんか…怒ってる？
勝「…あき、お前いつも遅刻してんのか？」
『え、うん
朝のホームルームは別にいらないかなぁって
あ、でも授業はたまに出てるよ』
勝「お前…
なんで雄英に通っておいて遅刻なんてしてんだよ！？
それに授業はたまに出てるってなんだ！？
おれがいる限り病気以外の遅刻も休みも絶対許さないからな！」
朝は眠いし昼も眠いし夜も眠くて仕方がないんだ
それに情報の伝達は必要ないし授業は受けなくてもわかるしね
でもすごく真剣に言ってくれてるんだろうなぁ
自信満々に言う姿は可愛いよ
『わぁ、それはすごく助かるかも
朝起きるの苦手だったんだ僕
喜んでください先生
これからは彼がお世話してくれるみたいなので僕学校に行きますよ』
「…そんな小さい子の面倒になろうとするなよ
まあ、無理しない程度にな」
僕の席の隣にもう１つ机を置きつーくんを座らせる
なんだかとてもうきうきしているみたい
雄英って何か憧れられるような学校だったっけ？
今流行ってるのかな
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暇人 - 主人公は個性、不老不死か、なんかですかね？ (2018年11月25日 23時) (
レス) id: 6ee461f915 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - いやもう設定から好き…五歳児かっちゃんに男主って最高過ぎるオイシイありがとうございます(( (2018年11月19日 23時) (レス) id: 98acb8ec1f (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - え、なに可愛い！！つーくんて可愛い！あきくんは雄英生なのか！そこも驚き……！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
すえさん(プロフ) - コメントありがとうございます！フラグ教えて下さりありがとうございます！更新頑張りますー (2017年6月21日 21時) (レス) id: d98739a671 (このIDを非表示/違反報告)
花松ロン(プロフ) - 轟くんシリーズから見させてもらってます!!!!轟くん推しですが、勝っちゃんverが出て物凄く嬉しいです!!それと、オリジナルフラグが取れていないです。最後にすみません;; (2017年6月21日 20時) (レス) id: 0bffb50e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2017年6月20日 22時
