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40_少女の両親 ページ3

またまた遅くなってしまいすみません。続きです。



A『一国の王子を殺そうとしておいてしらばっくれるな、と言っているんです』

A嬢の言葉に施設長の顔が一瞬鋭くなる。しかしまた直ぐに張り付けたような笑顔になる。

サラ「私がゼン王子を殺す?そんなことするわけないじゃないですか」

A『・・・私は”ゼン”王子とは言っていませんが?』

サラ「っ!」


二人の会話に俺はあまり付いていけていない。施設長が主を殺そうとした?どういうことだ?殺そうとしたとしてもいつだ?


サラ「ふっ、ばれちゃったかぁ。上手くいくとおもったんだけどなぁ」

そう言って元施設長は動きにくそうな施設の制服をバッと脱ぎ捨てる。そして不敵に笑った。

サラ「それにしてもA、だっけ?よく私の事に気が付いたわね。それとランナロの事も。あの毒を知っている人は殆どいないはずなのに」

A『・・・昔お父様に教えてもらった。貴方のこともランナロの事も』

するとA嬢はだんだん殺気を放ち始める。

サラ「へぇ、あんたのお父さんが。もしかして私と知り合いとか?」

殺気を放ち始めたA嬢に対して元施設長はへらへらと話し続ける。そんな元施設長にA嬢はさらに殺気を強めていく。
対して俺は話の展開に更に付いて行けなくなっている。お父様?そんな呼び方普通はするものなのか・・・?

サラ「ねぇ、きいてんの?どうなのよ?」

A「・・・・・・・・・・・アン」

サラ「は?」

A『私の父の名前はナタン・オルレアン!十年前、貴方がだまして殺した人よ!私はその娘、A・オルレアン。忘れたとは言わせない』

突如A嬢が驚くほど大きな声で言い放つ。
オルレアンだって・・・?!確か十年前まで隣国で大きな勢力を持っていた伯爵の?!

サラ「!!へぇあんたあの時の。なに、まだしぶとく生きてたんだね。父さんも母さんも殺されてんだからさっさと一緒になればよかったのに」

元施設長は面倒くさそうに髪をかき上げる。A嬢は下を向いていて表情があまりみえない。

A『・・・私は絶対に貴方を許さない』

そう言ってA嬢は刀を構え始める。

オビ「A嬢?何をする・・・」

A『・・・お父様とお母様の敵、ここで取って全て終わらせる』

そしてゆっくりと顔を上げるA嬢。

オビ「!!」

顔を上げ元施設長を真っ直ぐと見ているA嬢の目は









燃えるように紅かった。

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オビ大好き(プロフ) - ミルさん» 返信、更新が遅くなってしまいすみません。コメント本当にありがとうございます!少しずつですが頑張っていきます、楽しんで読んで頂けると嬉しいです。 (2017年12月5日 22時) (レス) id: 18b5cfd9e7 (このIDを非表示/違反報告)
ミル - とても面白いです!更新頑張って下さい!! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 31845f0f7d (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - コハルさん» コメントありがとうございます。更新が遅くなってしまい申しわけありません。今後も楽しく読んで頂けると嬉しいです。 (2017年7月20日 13時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)
コハル - すっごくおもしろいです!応援してます!!がんばってください!!! (2017年7月18日 19時) (レス) id: ac42cc4477 (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - ハルさん» とても力になるコメント、応援有難うございます!なるべく早く、沢山更新できるよう頑張ります。なので楽しみに待って頂けると嬉しいです。また、意見や良かった感想など教えて頂けると嬉しいです。これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張ります。 (2017年6月1日 23時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリオロ | 作成日時:2017年5月3日 17時

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