feeling.12 tears ページ14
･
貴｢…そういう､事か｡｣
風｢…A｣
僕の心を渦巻いていた鎖が
今､ほどけはじめた｡
こんなにも思ってくれる人が居たんだよ｡
まだ会って間もない彼だけど｡
僕を､笑顔にしたいって｡力になりたいって｡
そう､思ってくれたんだよ｡
円｢大丈夫か?｣
風｢あ…あぁ｡ちょっと外して良いか?
大事な､事なんだ｡｣
風丸は真剣な瞳で円堂に頼み込む｡
円｢…あぁ｡A､頑張れよ((ﾆｶｯ｣
そう微笑むと､円堂はみんなの元に走っていく｡
少しだけ､円堂が好かれる理由が
わかった気がした｡
貴｢…｣
目の縁が熱い｡
口元が緩む｡
手が､震える｡
これが､人の持つ感情…?
長い間忘れてた感覚なのか…
風｢A、行こう｡｣
風丸は優しい微笑みを浮かべると､
僕の手を引き､部室へと歩く｡
救い?彼は僕を救ってくれるの?
それとも同情?気､遣ってるのかな?
…いや､有り得ないかな｡
さっきの風丸の言動を見てる限りは｡
貴｢……ねぇ｡僕､おかしいよ｡
涙が出そうなんだ｡枯れたはずなんだよ?
どうして僕は泣きたいの?何で泣きたくなるの?｣
ﾎﾟｰｶｰﾌｪｲｽなど忘れて､ただ疑問を口にする僕｡
すがるように視線を投げ掛ける｡
貴｢教えてよ､風丸ー…｣
彼のﾕﾆﾌｫｰﾑを掴もうとしたその矢先
その腕を強く引っ張られて｡
僕は風丸の肩に頭が当たる形で抱き寄せられた｡
不意に赤く染まる僕の頬｡煩くなる､心臓｡
貴｢かぜ…まる…?｣
風｢悪い､嬉しくて…｣
貴｢嬉しい…?｣
風丸は自分の口に手の甲を当て､
どこか視線を泳がせている｡
僕､悩んでるのに嬉しい?
貴｢どうして､嬉しいの?｣
風｢どうして…って…
A､さっきから何処と無く丸くなったし｡
素直になった気がする｡それに､感情が生まれた｡
ほら､顔赤いし｣
貴｢…これは君のせいでｯ｣
風｢今だって､泣きそうな顔してた｡｣
貴｢うっ…そ､それは…｣
必死に彼の言葉に反抗を試みるが
どれも僕は図星の反応しか返せなかった｡
貴｢何でいつも僕を乱すの?
君と付き合っていくには､大変だね…｣
風｢乱してなんか無いさ｡俺はただ､笑ってほしいだけなんだから｡
…な?笑えば泣く事もあるさ｡
だから､さ…｣
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亜麗ノア(プロフ) - 作夜さん» その様に思わせてしまい､申し訳ありません｡今後気を付けるようにします｡その様に言っていただき､ありがとうございます! (2012年10月21日 7時) (携帯から) (
レス) id: d37f8ae8d8 (このIDを非表示/違反報告)
作夜(プロフ) - 自分で駄作と言って低評価は駄目っておかしくないですか？でも、僕はおもしろいと思いましたよ (2012年10月18日 0時) (携帯から) (レス) id: 5d6a5ec957 (このIDを非表示/違反報告)
ruka＠神命(((プロフ) - 亜麗ノアさん» よろしくおねがいします!!┌(┌＾o＾)┐← (2012年10月13日 21時) (レス) id: 329bd863c9 (このIDを非表示/違反報告)
亜麗ノア(プロフ) - ruka＠神命((さん» すごい!一日で続編!?半端ない…!!今すぐ小説に出現しますぜ!← (2012年10月13日 21時) (携帯から) (レス) id: d37f8ae8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ruka＠神命(((プロフ) - 亜麗ノアさん» えっと、一昨日作り始めて･･･続編行ってもうた←あ、題名は【イナGO】俺の事、女子だと思った人ｫｫｫｫｫ!!挙手ｩｩｩ!!←だよ!! (2012年10月13日 21時) (レス) id: 329bd863c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*Noah* | 作成日時：2012年10月5日 22時
