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Episode.26 ページ29




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自分を見ると、たくさんのキスマーク。
服どころか、下着すら着ていない。




そこで、先程中也に抱かれたのは夢じゃないのか、と気付く。

私は、手錠を外され、姫抱きでベッドまで運ばれ押し倒され、そのまま中也と繋がった。





悔しいが、私を抱いている時の中也は、少し強引だったが…カッコよかった。



そんなことを考えていたら、寝られなくなってしまった。

中也は横で、気持ちよさそうに寝ている。




事を終えたあとに、本当に後戻り出来ないところまで来てしまった、と気付く。


誘拐犯に大人しく抱かれるなんて、どうかしてる。






『…でも、こうやって見ると…』



中也は、とても綺麗な顔をしていた。


じゃあ、私を誘拐したのが年配のおじ様とかだったら、私の心はどうなっていたのだろう。







私の頭の隅に、太宰に云われた言葉がずっと、残っていた。



__もし、先に君を誘拐していたのが私だったら、きっと君は、中也のモノになるくらいなら、私のモノになった方がマシ…と云っただろうね__





本当にもしも、私を先に誘拐したのが太宰だったら、私は太宰に依存していたのだろうか。





中也「…ん、どうした、A…寝れねェのか?」

中也がむくりと上半身を起こす。




中也「…先刻の手前、すごく可愛かったぞ?」

こんな言葉に、ドキドキしてしまうなんて。











……私は、中也に惚れたのか?

依存しているだけでなく、好きになっていたのか?







みるみるうちに、自分でも分かるくらい頬が赤く染まっていく。


そう思った刹那、中也の手が私の太腿を撫でる。





『んぁ……っ中也、何して』


中也「手前見てたら、またムラムラしてきた」


『え!?っん………ぁ、や』







中也「やっと手前の全てが俺のモノになったんだ…もう我慢できねェ」























__この時の私達は、まだ知らなかった。


私達二人に隠された、重大な秘密を。

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ann✩ - え?神?好き(言葉出らん) (2022年9月14日 16時) (レス) @page40 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - うわぁぁぁぁぁ!(言葉が出てこない) (2020年9月28日 21時) (レス) id: 3a19cdf441 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - たまかけごはんさん» ぇぇぇぇありがとうございます!!嬉しすぎてなんかもうやばいです(語彙力の欠片もない) (2018年9月19日 0時) (レス) id: 9bae2d0ebf (このIDを非表示/違反報告)
たまかけごはん(プロフ) - なんか、もう最後のオチ...がぁああのそのなんといいますかatftその、badなのかhappyendなのか分からないのがもうなんか...ほんと今までの読み物の中で一番面白かったです!(はい、まじで。)個人的にはなんかもうhappyendです(^q^)←こいつ (2018年8月24日 4時) (レス) id: 509dd3d992 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - ヨアナさん» こんな作品読んでくれる貴方も好きです〜!!w (2018年6月9日 20時) (レス) id: 9bae2d0ebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゃがりこ | 作成日時:2018年3月21日 21時

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