赤 と 緑 の 愛 情 。

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「でも最近すばる君冷たいやん」


渋「どこらへんが冷たいねん。俺、結構頑張ってアピールしてるつもりやねんけど」


「…やった後、最近ずっと背中向けて寝るし」




すばる君はあちゃー、って感じで頭をかいた。




渋「痛いトコつくな、お前。」

渋「あれは、その…」



言葉を濁すすばる君にどんどん不安が募る。




渋「やってお前、色気半端ないもん！」


「え」


渋「３０手前になったからかな、お前にこう、なんちゅーか…大人の色気？無自覚やし。やった後何にお前の寝顔とか見たらたってまうもん！」

渋「ホンマに、お前危険やで！背中向けへんかったら、２ラウンドや終われへんて！」


「え」



渋「もう、こうなったから言うけどな？今朝シャワー浴びたんもそういう理由や！」


「そういう理由？」


渋「おまっ、全部言わせる気か！抜いてきたんやっ！！」




すばる君は顔真っ赤にして



渋「…それから、お前のコトやから。俺がお前の身体目当てちゃうかって思い始めてると思うけどな」



う、図星。

俯くとすばる君はやっぱりそうか、って悲しそうにつぶやいた。




渋「心外やわ。俺はお前の身体や無くてお前が、好きやねん」






照れ隠しか、ぎゅ、って抱きしめてくれる。

これはたぶん、赤くなった自分の顔を俺に見せへんようにするため。



「すばる君、好き」




小さく言うと、すばる君は知ってる、とでも言うように頷いた。





渋「ところで大倉。その空いてる一番上のボタンは誘ってるってことでエエの？」


「げ。…すばる君の変態！」


渋「何をいまさら。」





幸せってたぶん、こういうこと。





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渇いた花

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