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「 … 誰と話してたんっ？ もしかして、おーくら ？」
なんで？ そう問う彼の顔が見れへん。
勝手な事をしてしまった罪悪感ともしかして軽蔑されてしまうんやないかという思いから。
けれど、優しい彼はそんな事をする筈もなく、
「ごめん、寝てしもうて… 、俺そろそろ帰るなぁ？」
黙る俺に謝まらせてしまった。
「 …… 今の電話、大倉やった。なぁ、帰るってどこに？大倉んとこなん？」
それなら、帰らせたない。
「電話、おーくらやったんやろ？なら、会わなあかん。会って、あいつの誤解を解かな… 」
「… 誤解ってなんやねん？」
自分でも驚くような低い声に瞬間、章ちゃんの肩がびくりと揺れた。
「…… 亮と俺が昔付き合っていたって、勘違いしてみたいやから 、」
遠慮気味に話す章ちゃんに俺は鼻で笑ってしまう。
だって、大倉の劣等感に気づいてしもうた。
「 … 電話、出る？」
テーブルの上で震えるスマホの画面に映し出されたおーくらの文字。
きっと、出るまでバイブは止まらない。
ゆっくりとスマホに手を伸ばす章ちゃんの手を掴まえて、引き寄せた。
「りょう っ… 」
有名人御用達の店の個室なんだから、他の客間とは離れた位置にあって多少の声は辺りには聞こえない。
店員だって今やタッチパネル式のオーダー方法でしか近付いてこやんねん。
だから、章ちゃんを押し倒しても何てことない。
「はなして … っ」
「章ちゃん、ちゃんと飯食ってないから俺の事突き離せへんねん」
俺は彼の上に馬乗りになって、何をしようとしてる？
「 いやや … っ
りょう 、あかんよっ 、おれは … っ」
両手を畳に押さえ付けて、触れたかった彼の唇にキスをする。
── 触れたかった。
本当はずっと、こんな風に。
けれど、そんな俺に章ちゃんは首を振って抗う。
「やめて … っ、りょ う っ。お れは、おーくらのやから っ」
聞きたくない言葉。
一番怖かったのは、拒絶。
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chugi(プロフ) - めろんぱんさん» さすがです、隊長っ！！本編がくらやす仕様なので明確にはしなかったでありますっ。敬礼！ (2021年9月12日 11時) (
レス) id: 85c1c2faaf (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - chugiさん» 見逃してました、すいません先生ッ… ！！けど、微妙に答えがあるようなないような… ！！！！！ (2021年9月12日 10時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - めろんぱんさん» 隊長！答えは無限大short 3のIf you went to a revolver にあります！ 宣伝か 笑 (2021年9月12日 10時) (レス) id: 85c1c2faaf (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - まさやちゃんなんてLINEしたんですか… (2021年9月12日 10時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - 華南さん» はい！お利口に待ちましょう笑 (2021年8月8日 22時) (レス) id: c442577276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chugi
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月16日 23時
