アソビゴコロ 〜Wedding？〜７【川村壱馬】

ちゅ ページ6

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星｢…ほんとに大丈夫？｣


『うん！壱馬先輩に声聞かせたら案外すぐ思い出しちゃうかもしれないし。家に乗り込んでやる』


星｢…、やっぱり俺も一緒に行、｣


『ううん、星羽くんにはもう十分甘やかしてもらったから。わたしが頑張る番』


星｢…そっか｣






壱馬先輩に会いに行ってくる、と星羽くんに話して
双子ちゃんを保育園に送る時に一緒に家を出ることにした

星羽くんは 準備してくる と背を向けた
心配かけてるなぁ、
でも、いつまでも止まっていられないから

壱馬先輩に会いに行くために着替えて…って準備してたら
先に準備を終えた双子ちゃんたちが部屋に入ってきた






『おっ、早いなぁ。もう終わっちゃったの？』


ル｢しょおといっしょに！｣


『星羽くんと一緒にお着替えしたのね。えらいぞえらいぞ〜』


ケ｢ケイね、しぇんしぇのことしゅき｣


『えっ…、かわいい…っ。せんせーも好きだよ！』


ル｢ルナも！あとしょおもね、しぇんしぇーがちゅきだよ｣


『そうなの〜？』


ル｢ちゅーちてたのよ！｣


『ちゅー？』


ケ｢こう！｣






目線を合わせるためにしゃがんだわたしに
ケイくんは近づいておでこにちゅーをした






『え！？』






ルナも〜！と続いてちゅーしてくれるのはかわいすぎるけど…
ちゅーしてたって言った？
誰が？誰に？
星羽くんが？わたしに？

な、なぜ…？






星｢あ、もお〜！Aせんせーの邪魔しちゃだめだろ〜｣


ケ｢ケイね、しぇんしぇにちゅした！｣


星｢はっ！？そう簡単に女の子にちゅーしちゃいけません！｣


ル｢しょおはちてたよ｣


ケ｢しぇんしぇにちゅ｣






固まる星羽くん
頬がだんだん染まっていって
恥ずかしそうにわたしを見る






『あの…』


星｢っ、ごめんなさい！健全な男子高校生の部分が顔を出してしまいまして、朝ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ…！ぶん殴って！！｣






しーん、とならずに済むのは
何もわかってない双子ちゃんたちが
しょお？と不思議そうに呼んでくれるから

思わずおでこを隠して星羽くんから目を逸らす
今まで男の人として意識したことなかったけど
そうだよね、星羽くん男の子だった

いくら双子ちゃんたちがいるからって
何も考えずに甘えて家に転がり込んで
あぁ…わたしいけない大人だ…！






『わたしこそごめんなさい…！』




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