プロポーズ ページ29
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朝の4時
なぜかパチッと目が覚めて
もう一度寝れるわけでもなく
朝ごはん作ろ…とベッドを出た
リビングに行ったら
ゴソゴソ
裕太くんが出かける準備してて
こんな時間に…って思ってたら
わたしに気づいた
裕「おはよ、早ない?」
『起きちゃって…。裕太くんこそ、もう出るの?』
裕「昨日も怒られたばっかりやから、誰よりも早く行かんとまた怒られるわ」
いつものちょっとヨレヨレのキャップ被って
ふざけた感じで笑う
怒られちゃったんだ、
笑ってるけど、悩んだりしてないのかな
裕「前はよく事務所で寝落ちしてたんやけど、今は帰ってきたい気持ちが強すぎて帰ってきちゃうねん」
『あ、みんないるもんね』
裕「ううん、Aちゃんがいてくれるから」
『…え?』
返す言葉が見つからなくて
裕太くんをじっと見つめてしまう
そしたら焦ったように腕をブンブン横に振って
ちゃうちゃうちゃう!って
裕「Aちゃん来てくれてから、ご飯あるし、みんな集まる機会も増えて…。それが嬉しいから帰りたいなーって思うって、こと。うん、そう、そうやから」
『…ふふ、分かってますよ』
裕「あ、また敬語使う」
『あ…』
裕「ええよ笑 じゃあ、行ってきます」
『行ってらっしゃい』
裕「あー…、今日、亜嵐くんとデートなんやっけ?」
亜嵐くんが気持ちを伝えてくれた日から
本当に自分はお姫様なんじゃないかって思うくらい
女のコ扱いしてくれて
大切にしてくれて
いつしかわたしも気持ちを返したいなって思うようになってた
感じていた裕太くんへのドキドキは奥にしまい込んで
亜嵐くんと向き合おうと、自分なりに考えた
『うん。亜嵐くんがお休みだから』
裕「楽しんで、な」
『ありがとう。裕太くんはお仕事頑張って』
裕「…ん」
手を振って見送って
今日もあんまり目合わなかったな、なんて考えながら
朝ご飯を作ってた
ちょうどできたタイミングで龍友くんと涼太くんが起きてきて
聞き捨てならない話をし出す
龍「そろそろプロポーズするんちゃうの」
涼「まだ無理だよ。新作がどうしてもできなくて」
『ぷ、ぷろぽーず…?』
龍「あ、知らんかった?」
涼「いいよ、隠すつもりはなかったし」
涼太くんには3年付き合ってる彼女がいて
そろそろプロポーズしたいんだけど
新作のお菓子が認められてから、って決めてるらしく
なかなかうまくいかないんだって話してくれた
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かれん - 更新される度めちゃくちゃドキドキしながら読んでます!!!DREAMERSのMVに合わせてるからイメージがめちゃくちゃ湧いて想像しやすくなってるし読みやすいうえにキュンキュンして面白いなんて本当にれもんさん最高すぎます(;_;)更新頑張ってください!! (2019年12月25日 13時) (レス) id: 53557cb99f (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 今読んでる中で一番好きです(;_;)更新楽しみにしています! (2019年12月22日 3時) (レス) id: 877e115ef9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - この作品、今更新されてたら嬉しいやつナンバーワンです!笑忙しいとおもいますが、更新頑張ってください! (2019年12月16日 19時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - 初めまして!こういう作品待ってたんです…最高すぎて大好きすぎます!更新楽しみに待ってます、がんばってください! (2019年11月15日 11時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
はいこ(プロフ) - うわぁ、、好きです、最高です....!更新楽しみです! (2019年11月6日 4時) (レス) id: 9cb57260f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん | 作成日時:2019年9月9日 17時