角砂糖に溶ける夢４【北×樹】

未来 ページ41

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凪｢藤原くんと付き合ったぁ〜！？また詳しく聞かせて、今日飲み行こう！！｣

『は、はい…笑』


亜｢あっ、樹とAちゃん付き合ったんだって？おめでとうだなぁ〜、なんかお祝いしなきゃかな。夜のグッズとか使う？｣

樹｢心の底から遠慮します｣


隼｢やっぱり付き合ったのかぁ〜！仕方ないから子ブタ同盟組もうな、ほくちゃん｣

北｢やったぁ、隼さんだいすき｣


玲｢え、付き合った？まじ？おめでとうじゃん、なんだよ〜！青春してんな〜！｣

『あ、ありがとうございます…笑』






あっという間に
わたしと樹くんが付き合ったことが会社に広まり
知ってる人はともかく
顔見知り程度の人にも おめでとう と言われる始末

樹くんは勝手に一緒に住む話進めてるし
ほっくんはいつの間にか小森さんの家に行くくらい
仲良しになってるし

平和な時間が流れていた

久しぶりに玲於さんが飲み行こうって誘ってくれて
玲於さん、ほっくん、樹くん、わたしの4人で
小森さんの居酒屋に行った






玲｢今週もお疲れしたっ、かんぱーい！｣






ほんとに久しぶり
玲於さんは交友関係が広いから
いろんなお話が聞けて楽しい






玲｢あ、今日は2人の交際記念も兼ねてるからお好きに飲み食いしてね｣


樹｢え、ありがとうございます｣


玲｢全部ほくちゃんが出します｣


北｢れっ…おさん？｣


玲｢え？笑｣


北｢おれ最近高い包丁買っちゃったんです｣


玲｢どこに力入れてんだよ｣


北｢自炊頑張ろうかと思ったんですよ｣


玲｢だから？笑｣


北｢お金ないっす｣


玲｢ほくちゃん、ほんとそういうとこ｣


北｢え〜笑｣


玲｢今日はわたくし佐野玲於のお祝いもしてもらわなきゃ｣


『なんかあったんですか？』


玲｢彼女できた｣


北｢え？｣


樹｢…え？｣


『……え？』


隼｢彼女ぉ！？｣


玲｢隼うるせぇな｣






それからもう玲於さんの話でもちきり
小森さんも知らなかったみたいで
根掘り葉掘り聞き出そうとしてる

だけど照れちゃって何も話してくれないの

これで許して、って見せてくれた彼女さんの写真
わくわくして見たのに後ろ姿だった






隼｢ほくちゃん、置いてかれたな｣


北｢ほんとっすわ〜。玲於さ〜ん｣


玲｢お前らは一生独り身でいろ｣






賑やかな雰囲気
素敵な人たち

ここに、樹くんがいる
過去の時間は変えられない
だから今、未来を
樹くんにとって輝くものにしたいと思った




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