アソビゴコロ 〜Wedding？〜３【川村壱馬】

女の子のバイト ページ3

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力矢さんに連れて来られたのは
お手伝いをするという海の家

海に遊びに来たことはあるけど…
海の家に来るのは初めてかもしれない
がっつり泳ぐタイプでもないからなぁ

あ、でも太陽に照らされながら
優雅に泳ぐ壱馬先輩とか見るのもいいなぁ…






力｢…ってことで、俺含めて13人がお世話になります｣






わ、13人もいるんだ
すごい助っ人だろうなぁ

みんなの後ろ姿を見て人数を数える

力矢さん、青山さん、陣さん
神谷さん、与那嶺さん、山本さん
浦川くん、龍くん、後藤くん

壱馬先輩、吉野先輩、岩谷先輩

ん…？
ひとり多くはないですか？






＊｢いやぁ、これだけの男の中に女の子が1人いるだけで全然違うねぇ。女の子のバイトは初めてだよ｣


『女の子の…バイト？…え？わたしもバイトするの？』


壱｢当たり前だろ。何のために来たんだよ｣






う、うそ…
完全にバカンス気分で来ちゃったよ

バイトするコンディション作ってこなかった
わ、大丈夫かな…






北｢女の子1人もバイトいないってやばくね？｣


翔｢海の家なんて女の子いっぱいいるもんやと思ってたけどな｣


壱｢初めてがこんな奴で申しわけねぇな｣


北｢あ、でもでも、逆にモテちゃったりして｣


壱｢…あ？｣


翔｢確かに！お客さんとかにナンパされたりするんちゃう！？｣


『いやいや、こんな寸胴誰も相手にしませんよ』


翔｢きゅまちゃん、モテるやん。なんかこう…からかいたくなんねんな！でも、守りたいっても思うし。まぁー、要はかわいいねん｣


北｢うんうん。壱馬の彼女にしとくのはもったいないよ｣


壱｢てめぇら…｣






吉野先輩と岩谷先輩にべた褒めされて
ちょっとうれしくなる

でも壱馬先輩のひっくーい声で我に返った

調子乗らない…
ナンパなんてあるわけないし
一生懸命働こう






『水着ぃ！？』


健｢あれ、聞いてなかった？なんか気分あげるために水着で接客って。え、そうっすよね、陸さん｣


陸｢うん、僕はそう聞いたよー。あ、女の子はどうなんだろうね｣


山｢着た方が客来そうな気はするけどなぁ｣


拓｢…でもそんなことしたら、壱馬さんが、｣






水着なんて持ってきてないし
そもそもそんなことして
わたしに何のメリットが！？

人様に見せられる体型じゃないよ…

わたしが心配してたら
青山さんが力矢さんにどうするのか聞いてきてくれた






陸｢なんか貸すから着てってオーナーさんは言ってるらしい、笑｣






えぇ〜…




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