アソビゴコロ 〜Wedding？〜３【川村壱馬】

好きの言葉 ページ2

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…思ってたよりも素敵な旅館
何だか海に近い旅館って素敵だな

ここで壱馬先輩と1週間も…






『あんなことや…こんなこと…』


北｢おーい、戻ってきてー｣






いつの間にか間近に吉野先輩のお綺麗な顔
慌てて後ずさって
変なことを考えてた自分を悔やむ

壱馬先輩を見たら
案の定、怪訝な顔をしてわたしを見てた

い、いけない…
海の家のお手伝いとして来てるんだから
しかも、こんな素敵な所に
お金もかからず泊めてもらえるんだから

壱馬先輩とラブラブ旅行じゃないんだから、！






力｢それぞれ部屋で荷物整理終わったらもう1回ここ集合で｣






はーい、と返事をして
壱馬先輩についていった

ついた部屋は海を一望できる
とんでもなく素敵な部屋






『きれい…』






荷物を持ったまま窓辺に近づいて
景色を眺めた

いつか壱馬先輩と
普通に2人だけで旅行とかしたいな

壱馬先輩は人混みが苦手だから
あんまり人がいないとこで
普段の疲れとか全部忘れられるような、そんなとこで

壱馬先輩と…2人で






壱｢A｣


『…はい？』


壱｢荷物、置けよ｣


『あっ、はい！』






いけない、いけない
また勝手に壱馬先輩と旅行の妄想を…

荷物を端っこに置いて
なるべく邪魔にならないようにした






壱｢お前、こういうとこ好き？｣


『はい！ゆったりした感じ…、ホテルとかより好きかもしれないです！』


壱｢そっか。よかったな｣


『はぅっ…！』






よかったな、と微笑んだ壱馬先輩
やられた、今の微笑み完全に心鷲掴みにされた…！






壱｢…何今の｣


『壱馬先輩が好きすぎて心臓鷲掴みにされたわたしの声です…』


壱｢ふはっ…、また意味分かんねぇの｣






…大好き

そう思ったら壱馬先輩に近づいて
体が勝手に壱馬先輩を抱きしめてた

勝手なわたしを壱馬先輩は抱きしめ返してくれて
頭、なでなでしてくれた






『好き…』


壱｢知ってる｣


『…壱馬先輩は？』


壱｢…知ってんだろ｣


『たまには…聞きたいなぁ』


壱｢……｣


『わがまま言ってごめんなさい、』






みんなのとこ行きましょ！って離れる前に
腰を引かれて軽いキス






壱｢…好きだよ｣


『あ…、え……、』


壱｢Aのこと…好き｣






こんなに真っ直ぐに目を見つめられて
唇が触れる距離での 好き の言葉

あぁ、わたし
本当に幸せ






『録音したかった…』


壱｢…ふざけんな｣




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