お昼 ページ30
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…やっと土曜日だ
アラームをかけずに寝たら、起きたのは11時だった
この一週間、どっと疲れた
ほっくんは何だか異常にきらきらして楽しそうだし
凪さんは毎日進展を聞いてくるし
もう…何も考えたくありません…
もう1回寝ようかと布団を被り直したら
ぎゅるるる〜、とお腹が鳴る
お、お腹すいた…
冷蔵庫にはご飯を作れるだけの材料はあるけど
めんどくさい気持ちが勝って
出前でも取ろうかと思った時だった
ピンポーンとインターホンが鳴る
どうやらドアの前のインターホンが鳴らされたみたい
誰だろ〜、と相手も確認しないまま
鍵を開けて はーい と返事をした
『えっ…』
樹｢…不用心だな。確認してから開けてくださいよ｣
『…っ！』
樹｢あっ、閉めないでください！｣
寝起き
すっぴん
超緩く結んだ頭の上のお団子
短パン
丈の短いTシャツ
こんな格好で樹くんの前に出れないよ〜…！
ドア閉めようとしたのに
ガ！って足挟んできて するり と中に入ってきた
『不法侵入です！』
樹｢インターホン鳴らしたし、開けたのAさんだし｣
『ちょっとほんとにやだ…！』
樹｢…こんな無防備なAさん初めて見た｣
完全に部屋にひとりでいる気だったのがバレる状況に
恥ずかしくて後ろを向く
それを見て くすくす って笑ってる
『…何のご用ですか』
樹｢Aさんのこと襲いに来た｣
『はっ…！？』
樹｢ってのは嘘で、一緒に昼食べに行きませんか？｣
『お昼…？』
樹｢うん。この前うまそうなとこ見つけたんで。たぶんAさん喜ぶ｣
お昼、かぁ
お腹すいてたし、作るの面倒だったし
せっかくだから行こうかな
『…行く』
樹｢はい、じゃー、行こう｣
『ちょっと待って、このまま行けない』
樹｢なんで？いいですよ、ラフで｣
『ラフにも程があるでしょ！』
樹｢確かに…こんなカッコで寝てんだなーっていろいろ想像されそうですね｣
今日に限って丈の短いTシャツ着たのが間違いだった
短パンとTシャツの間から見えるお腹の部分を見つめたまま話す樹くん
見ないで と隠したら
ふっ…て笑って玄関に寄りかかった
樹｢隠された方がそそるって、知りません？｣
『え…？』
樹｢まぁ、人それぞれだと思うけど｣
白昼堂々とこの人は何言ってるんだろう
そして出ていこうとしないから
用意するから家で待ってて！と追い出した
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ゆい(プロフ) - きゃー(≧∀≦)続きが気になる終わり方ですね！気になって眠れない(//∇//) (2019年7月30日 0時) (
レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
みゅらこ(プロフ) - お願いだからほっくんがんばれ〜！って毎日思ってます、ほっくんと結ばれますように^_^！！ (2019年7月29日 2時) (レス) id: 50dac2506b (このIDを非表示/違反報告)
@kn(プロフ) - えっ、え、え？！いっちゃんどうなっちゃうの…先が気になりすぎます(>_<;) (2019年7月29日 1時) (レス) id: 7eb5888ca7 (このIDを非表示/違反報告)
マダムムラサキ(プロフ) - コメント見てたら、ちょっと書くのに気が引けたんですけど…実は隠れ樹ファンで笑。もうなんかこの最後のシーンで涙出そうになりました。これからどうなるんかも全然分からないんですけど、なんだか辛い結末が待ってそうで…樹くん…頑張って欲しいです。 (2019年7月29日 0時) (レス) id: 18a8c959c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら(プロフ) - 北人くんまだまだほんとに出番少ない！北人くんの本気みせてほしい！！がんばって！！！！！ (2019年7月29日 0時) (レス) id: 2a1bcd5b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年7月14日 17時
