角砂糖に溶ける夢【北×樹】

連絡先 ページ9

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北｢眠いー…｣


『だから1本にしときなって言ったのに〜。歯磨いたんでしょ？ベッド行こ？』


北｢んー…あ、その前に｣


『なに？』


北｢…樹のこと、タイプ？｣






…タイプ？
樹くんみたいな人が好きかってこと？

え、急に何を言い出すんだろう
酔ってるからかな






『ううん。かっこいいなっては思うけど』


北｢え〜…、ねぇ、おれは？｣


『ほっくん？』


北｢おれはかっこいい？｣


『ほっくんはかわいい』


北｢あぁぁ…もうAきらい…｣


『あー、傷ついた』


北｢うそ、大好き。ごめん、大好き｣


『ふふ、わかったわかった。ほら、もう寝るよ』


北｢うーん…、｣






ほっくんを立たせて
寝室まで行こうとしたら
よろけてソファに座ってしまった

その拍子にほっくんも倒れてきて
ソファとほっくんに挟まれる






『重い〜…！こらこら、ベッドまで頑張って』


北｢A〜…、もうちょっと、｣






甘えるように首に手を回してきて
もぞもぞ動く






『ちょっ、はは、くすぐったい』


北｢…ねぇ、？｣


『うん？』


北｢…誰のものにもならないでね、｣


『…ほっくん？』


北｢…寝る｣


『あ、うん。おやすみ』


北｢おやすみ。気をつけて帰ってね｣


『ありがと』






ほっくんを寝室まで連れてって
自分の家に帰った

…なんかほっくんおかしかったな

23時
うん、いい時間
お風呂入って寝よーっと


お風呂からあがって
いろいろお手入れをして
寝室に行くために携帯を持ったら
画面がついて通知が見える






『ん…？』






見慣れない名前に画面を凝視する
開いてみると

藤原樹夜遅くにすみません。
藤原樹玲於さんから連絡先聞いちゃいました。
藤原樹追加してくれたら嬉しいです。






『ふじわらいつき、くん…』






なんでわたしの連絡先なんて聞いたんだろ
ほっくんの仲良しだから今後を考えてかな


篠崎A追加してくれてありがとうございます!よろしくお願いします。


…ちょっと固いかな？
でも、何話していいかわかんないもん
このくらいでちょうどいいよね

送ってすぐに既読になって
慌ててトーク画面を閉じようとしたけど遅かった


藤原樹Aさんって呼んでもいいですか?


わ、いい…けど、
久しぶりの感じにちょっとだけドキドキした




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