アソビゴコロ 〜Wedding？〜２【川村壱馬】

やっちゃった ページ45

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ストーカーの件は解決し
また平穏な日々を取り戻したわたし

だけど、困ったことがあります

壱馬先輩の怪我も徐々に良くなってきて
お医者さんにも 普段通り使える範囲で右手使ってこうね って言われたのに






壱｢A、立てない｣


『…立つのは足じゃないですか』


壱｢手で支えらんねぇから無理。おい、早くしろ｣


『……もう』






壱馬先輩が怪我した時以上に甘えたさんです

それはいいんです
頼ってくれるのはうれしいし
甘えた壱馬先輩がとんでもなくかわいいから

でも、ラグに座ってた壱馬先輩を立たせたら…






『ん…っ！』






わざと、見えるところにキスマークつけるんです…

だから髪の毛縛れなくて毎日大変
いちいち恥ずかしいし
壱馬先輩が近すぎていつも爆発しそうです






壱｢…ついた｣


『何個つける気ですか…！』


壱｢変な虫いなくなるまで｣


『虫…？』


壱｢お前変なのに狙われやすいから｣


『それは…言い返せないですけど…。わたしばっかり…』


壱｢…不公平って？いいよ、俺にもつけて｣


『…へ、』






確かに不公平って言いたかったけど
壱馬先輩につけたいなんて一言も言ってない

だってできない
壱馬先輩に自分からキスするのだって
いまだに心臓破裂しそうなのに

しかもうまくできたことないのに

壱馬先輩が首筋を見せるように少し上を向く
そこに唇をつけるって考えただけで思考停止しそう






壱｢…何だよ、早くしろよ｣






痺れを切らした壱馬先輩が
左手でわたしの後頭部に手を添え
一気に首筋まで頭を近づけた

壱馬先輩の甘い匂いにのぼせてしまいそう

壱馬先輩が待っててくれてる、
意を決して首筋の下の方に口付けて
壱馬先輩がいつもしてくれるようにやってみた

恥ずかしすぎて頭の中は真っ白

唇を離した時には
一瞬くらっとしたくらい






壱｢ついた？｣


『え、と…』






見てみたら、ほんとに、ちょっとだけ
紅く色づいていた






『う、ん…』


壱｢…はぁ？お前、これ明日には消えてんじゃん。下手くそ｣






携帯のカメラで確認した壱馬先輩に軽く怒られる

だって、そんなに強くできないよ〜…






『照れを知らない壱馬先輩とは違うんです！』


壱｢…へぇ〜、これつけんの恥ずかしいんだ？｣


『あ…、』


壱｢ちゃんとできるまで今日離してやんねぇ｣






やっちゃった
壱馬先輩のいじわるスイッチいれてしまった…、！




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