終わり ページ43
壱馬side.
うれしい〜…！ と泣き出すAに呆れながらも手を伸ばしてしまう
厄介なって言われてんだろ、喜ぶところじゃねぇよ笑
でも、こいつにとったら俺が違う女の傍にいることがきっと1番の苦痛
自分がなんて言われようが、俺が断った事実が嬉しいんだろう
壱｢あ、そういえば弁当箱｣
『あぁっ…！すいません、わたしお昼休み戻れなくて…！』
壱｢怒られて時間なくなったんだろ｣
『怒られたっていうか…職員室で一緒にプリントやらせられたっていうか…』
申し訳なさそうに弁当箱を受け取り、恥ずかしそうに昼の話をする
先生もバカさ加減にうんざりしてんじゃねぇの
一緒に職員室でやるとか…
壱｢…ほんと厄介なんだな｣
『え？』
壱｢なんでもない。お前、帰んの？｣
『あっ、傘…今日もユウちゃんに貸しちゃって…』
…アホすぎてため息ついたら 違うんです！ って
何が違うんだよ、笑
『なんか、そうちゃんが送ってくれるとか…』
壱｢…あ？｣
『待っててって言われてここにいたら壱馬先輩に会えました！』
えへへ ってゆるゆるな笑顔見せて
俺にくっついてきた
…そうだ、奏に変な話吹っかけられたんだった
壱｢お前…今日、俺と帰る？｣
『……へ？』
壱｢帰るだろ。帰るよな？よし、行くぞ｣
『あっ、ちょちょ…え！？壱馬先輩…っ』
奏｢Aは俺と帰るんです｣
強引に手首を掴んで下駄箱まで引っ張って行けば
聞こえた憎たらしい奴の声
振り向く前に手から離れた温もり
壱｢…何言ってんの？｣
奏｢俺と約束してたんだ、ね？｣
『え？あ、そう…だけど、』
奏に手を握られたAの瞳は完全に俺しか映してなくて
どう考えても俺と帰りたいと思ってる
…ばーか、ちゃんと言えよ
壱｢A、こっち来い｣
『壱馬せ…』
壱｢余計なこと考えんな、ほら｣
いつもみたいに両腕を広げてAを受け入れる姿勢を見せたら
不安そうに垂れた眉を戻して1歩踏み出した
そんなAを引っ張って、耳元に唇を寄せ、何かを呟いた奏
…何してんだよ
壱｢…早く｣
『壱馬先輩…』
壱｢なに？｣
『あの、そうちゃんと帰ります！最初に言ってたし！』
壱｢は？｣
奏の手から離れて先に靴を履いたA
思いもよらない行動に動けずにいたら
奏｢…これで終わりです。川村先輩？｣
.
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美憂(プロフ) - この作品大好き (2021年1月22日 19時) (
レス) id: 35846edb09 (このIDを非表示/違反報告)
yamizukikarenn - 色んな占ツク見てきたんですけどけどアソビゴコロが一番ドキドキしました！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: fbfe464041 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 名無し65908号さん» お返事遅くなってごめんなさい。運営側にフラグ立てられてしまったのでどうすることもできず...。アプリではなく、サイトから見れば読めると思います...！ (2018年8月23日 14時) (レス) id: 0779bc8679 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65908号(プロフ) - パート2のR18解除してほしいです、、。なんかスマホで見れなくなっちゃって(泣) (2018年7月8日 0時) (レス) id: 2d9b7a0d09 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧキュンキュンします！続き楽しみに待ちます！ (2018年4月4日 20時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2018年1月17日 2時
