ハニーバルーン ２【陸×壱×北】

９１点 ページ35

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吉｢初めまして、吉野かずまです｣


『…初めまして』


環｢緊張しすぎ〜｣


『だ、だって…！』


吉｢あはは笑 大丈夫、少しずつ慣れてくれれば笑｣






朝、みんなのことお見送りして

一緒に連れていきたいって騒ぐ北人くんを宥めて

一応おしゃれしてやってきたレストラン


吉野かずまくん、思ったよりいい人そう



RAMPAGEでいったら…まこちゃんみたいな


大人っぽい感じするけど

話したり笑ったりしたら幼くなる雰囲気とか




わたしの隣に環が座って

環の向かいに亮さん、わたしの向かいに吉野くんが座った


予想してたけどいざとなると不安で

目の前の吉野くんに目を向けたらバッチリ目が合ってしまった


慌てて作り笑いしたら

優しく笑ってくれて

随分大人なひとだなぁ、なんて思った



…緊張しててもしょうがないよね

いっぱい食べて元気だそう






『おいっしい！！』


吉｢よく食べるね〜笑｣


『吉野くん食べた！？絶対わたしの方が食べてるよ、もったいない』


吉｢ちゃんと食べてるよ笑 それよりAちゃん｣


『ん、？』






チーズリゾットを口に含んだ時に呼ばれた名前


ごはんのおかげでだいぶ話せるようになったけど

突然黙って見つめられたらどうしたらいいかわからない






吉｢かずま、でいいよ？｣


『…え？』


吉｢呼び方。同い年なんだし、ね？｣


『あーっと…亮さんのこともさん付けだし…』


吉｢呼んでほしいな｣






ご、強引…


…やだな、



壱馬くんがいるもん

吉野くんに非はないけど

わたしの中で " かずま " は壱馬くんしかいないの






『…ごめんね、知り合いに同じ名前の人いて』


吉｢え、そうなの？｣


『うん、混ざっちゃうから吉野くんでいいかな？』


吉｢んー、それなら仕方ないね｣






…よかった、


それから４人でお喋りしながら楽しくごはん食べて

カラオケにいった


歌うのはすきだから

一生懸命覚えたRAMPAGEの曲歌っちゃった


…あ、91点

壱馬くんに自慢しよ



高得点なことにうれしくなって

画面の写真を撮って壱馬くんに送った


…って、お仕事中じゃん！！



怒られちゃ、






『あ…』






壱馬くん俺は100点とれるから


すぐに返ってきた返事

…パフォーマンス終わったのかな


午前中だって言ってたから終わったんだ、きっと



すぐに返事してくれたことがうれしくて開きっぱなしにしてたら

吉野くんが携帯覗き込んできた




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