ハニーバルーン ２【陸×壱×北】

このため ページ13

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『緊張する…』


陸｢こういうのはリラックスだよ、行こ！｣






ついにお父さんを説得する日


陸くんと合流して

わたしの実家まで歩く




朝、壱馬くんが言ってくれたの

" 絶対大丈夫だから " って



壱馬くんの言葉ひとつで

わたしすごく影響されちゃうみたい




好き、って…すごいな



実家に着いたら

まずお母さんが出てきてくれた


久しぶり！って笑ってくれて

それだけでしあわせな気持ちになった






『お父さん、』


父｢お、帰った…｣


陸｢…お邪魔します｣






お母さんに事情を説明したら

なぜか嬉しそうに微笑みながらお父さんの所に案内してくれた






父｢…何の用だ｣


陸｢あの、やっぱり僕達にはAさんが必要です。もう家族のような存在だと思ってます。だから…｣


父｢…君たちは、すごいな｣






君、たち？


誰のこと？



陸くんとかRAMPAGEのみんな？






父｢娘のことをそう思ってくれてほんとに嬉しいよ｣


陸｢ほんとに、大事な存在なんです｣


父｢…彼も、同じことを言っていた｣


『お父さん、彼って…』


父｢川村壱馬…といったかな｣


『壱馬くん…？』






なんで、壱馬くん？






母｢ここ最近、お父さんが仕事行く前と仕事終わってから家に来てくれてね、何かあったら僕が守りますって。うふふ、あんなかっこいい子に思われてるなんてしあわせね♡｣






お母さんがお茶を置きながら嬉しそうに話した


守ります…って、守れないってわたしには言ったくせに



なんで、ひとりでずるいことするの？


だから…、わたし壱馬くんのこと好きなんだよ、ばか






父｢彼みたいな人がいるなら信頼してもいいと思えたよ｣


陸｢えっ、じゃあ…！｣


父｢少し楽観的な所が目立つ娘だけど、よろしく頼む｣


『おとっ、お父さん…っ、ありがどお…っ！』


父｢礼ならあの川村くんに言うんだな、あと引っ付くな…｣


母｢あら、お父さん。照れちゃって｣






ありがとう、ありがとう壱馬くん


朝早く起きてたのは

このためだったんだね





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