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Heart 79. ページ30

玲於side.




たまたま事務所内で会うなんて

超絶ハッピーとか調子乗った数秒前の俺まじ恥ずかしい。



Aちゃんの手にはオレンジジュース

壱馬の手には天然水。


飲み物買いに来たんだってわかったけど

また2人でかよって。



なんかもう…かずまことってやつより仲いいんじゃねぇ?


かずAなんて…いやだよ、俺






『玲於くん、あのね、今日慎くんが玲於くんと同じ帽子かぶってたよ』


玲「それたぶん俺あげたやつ」


『えー…、いいな。玲於くんからもらったんだ…』


玲「お前、キャップなんてかぶんねぇだろ笑」


『そーだけど、』


壱「あの、俺戻りますね」


『え?じゃあ、わたしも…。玲於くん、またお家でね!頑張って』






たぶん気を利かせて 戻る って言った壱馬を追いかけるように

歩き出したAちゃんの腕を引っ張って

振り向いた瞬間にサラサラな前髪をかきあげておでこにキスした。






『……っ!?』


玲「…俺を置いてくの?」


『…ごめんなさい、』


玲「…むかつく」






おでこなのに顔真っ赤にして

キスされた場所押さえてる。


…ばーか






玲「…俺だけ見てろって言ったじゃん」






あー、Aちゃんは知らねぇんだろうな。


わたしも、って言ったAちゃんが来ないから不思議で

壱馬がこっち振り返ってること。



ごめんね ってあたふたしてるAちゃんの柔い頬に手を滑らせながら微笑む。


…知ってんだけどさ、Aちゃんが俺のことしか見てないことくらい。



でもさ、俺ガキで

独占欲っての?強いみたいだからさ。


Aちゃんは俺のだよって、言いたいんだ。



壱馬がまだこっち見てるの知ってて

腰を引き寄せて

Aちゃんに近づいた。


近いよ、玲於くん…っ て照れるAちゃんのふわふわな髪

手ですくい上げながら

壱馬の方を見た。


ちょっと頬赤くしてる壱馬に笑いかけてから

べ、って舌を出した。






『…玲於くん、どこ見てるの?』


玲「んー?ないしょ」


『え、やだ、なに…』


玲「なんでもないよ。よそ見すんな」






壱馬はもう大丈夫だと思うけど


Aちゃんに変な虫つかないように、ね?




.

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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした!!どの作品も大好きです!これからも応援してます! (2019年3月31日 22時) (レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました!甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした!これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです! (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れもん | 作成日時:2017年9月3日 19時

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