Heart 24. ページ24
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玲「ほんとにまじで、気をつけて」
『誠に申し訳ありませんでした…』
時計を確認したら30分。
玲於くんにずーっとお説教されてた。
危機感がないだの無防備だの鈍いだの。
まさか怒られるなんて思ってなかった。
ちょっとショックで
下向いて しゅん… ってしてた。
玲「あのね、Aちゃん」
…あ、柔らかい声。
怒られてるのに、体が熱いの。
こんな時だって、わたし
玲於くんが好き。
玲「心配してるから、怒るんだよ」
『玲於くん、』
玲「だから、さ。飲むのは俺と一緒の時だけにして」
『玲於くんと、一緒?』
玲「…そ。俺がいない所では絶対飲まない。約束して」
『わかった。約束する』
お酒飲んで玲於くんに迷惑かけるの2回目だもんね。
そりゃ、玲於くんだって怒るよ。
わたしよく見放されないよ。
玲「あと、もう1個話…してもい?」
『玲於くんのお話?うん!』
玲「たぶんそんな喜ぶ話じゃないんだけど…」
玲於くんはほっぺをかいて
気まずそうに目をキョロキョロさせた。
…なんだろう?
玲「俺らさ、両想い…だったじゃん」
『へっ…』
玲「なんで…3日で終わっちゃったのかな、って…」
…聞かれると思わなかった。
思ってなかったからなんの答えも準備してない。
玲「付き合ってみて、俺の嫌なとこがあったとか…そんなんだったら全然いいんだけど、」
『嫌なところなんて1個もない!』
玲「…Aちゃん?」
…あ、まずい。
嘘でもつけばよかったのに。
だって、玲於くんの声が好きすぎて
隣にいたら溶けちゃいそうでこわくて
…なんて言ったら
バカにされて終わっちゃう。
玲「ちがうなら、なに?」
玲於くんの強い瞳がわたしを見てる。
お家に、ふたりきり。
逃げられないよ。
どうしよう。
言ったら、玲於くん
呆れちゃうかな…。
玲「俺…まだAちゃんのこと好きだよ」
…なんて、言った?
玲於くん
まだわたしのこと、好き…?
玲「だから、ランペ専属になったのも、壱馬と仲いいのも…嫌だ」
ヤキモチ、だったんだ。
…待って、もうだめかもしれない。
体が熱くて、熱くて
溶けちゃってるかも。
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そると(プロフ) - れもんさん、いつも泣きながら読ませていただいてます( ; ; )テーマソングがFlow Backのところからもう神です、Flow Backのこと知らなかったのですがこのお話で虜になりました( ; ; )れもんさんもFB好きなんですか??もう歌がお話と合いすぎてて号泣です( ; ; ) (2019年4月7日 19時) (レス) id: 4b01de9b6f (このIDを非表示/違反報告)
サノオミ(プロフ) - 続きが毎回早く読みたくてウズウズします(T_T)だいすきですこのお話!!!!更新楽しみにしてます! (2017年9月2日 22時) (レス) id: 3039c62ac7 (このIDを非表示/違反報告)
咲 陽(プロフ) - わわわわわとろけます、どうしたらいいですかれもん様( ; ; )どうしてこんなに死なせる作品を書くんですかあー!!!あーとろけちゃいますどうしよう() (2017年8月31日 16時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
toypochi(プロフ) - うわ〜(´>///<`)ニヤニヤが止まりませんっ!Twitterのa−nationといい本当にれもんさん神です!大好き!応援してます!あっちでもこっちでも感想書いちゃってごめんなさいっw (2017年8月28日 2時) (レス) id: a33578bb42 (このIDを非表示/違反報告)
あぽ(プロフ) - 応援してます!! (2017年8月25日 19時) (レス) id: db5ff86ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん | 作成日時:2017年8月16日 10時