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「Aさん！Aさん！大倉さんとご飯に行くことになりました！」
「よ、よかったね！」
なんだこのモヤモヤ。。
嬉しそうにしている麻美ちゃんの話が全然入ってこない
「Aさんどうかしました？」
「大丈夫！ちょっと風邪気味で...」
「お大事になさってくださいね？」
「ありがとう」
その日の夜、飲みたくなっていつもの居酒屋で飲んでいた
「あ、おったおった！」
振り返ると横山さんともうひとりいた
「あ、横山さんご無沙汰してます」
「最近ここ来てなかったやろ！探してもおらへんくて今日やっと見つけたわ」
「仕事が立て込んでて..そちらの方は？」
「..渋谷すばるです...」
「え！本物！？」
「原田さん俺ん時そんな反応せんかったやん」
「あ、いや..大ファンなんです..」
「嬉しいわ〜」
「そうなん！？そんなこと言ってなかったやん」
「お仕事する上で迷惑じゃないですか？ずっと隠してました笑」
「よりによってすばるかぁ〜」
「なんで俺あかんねん！」
「亮とかヤスやったらええけどすばると大倉はあかん」
2人のやりとりを見てたら今日のモヤモヤなんてどうでもよくなった
まさか本人だと思わずして会った渋谷さんとも話ができて嬉しかったし横山さんとも気まずくなったりもしないし関ジャニ∞が好きになっていた
「原田さん俺らのライブ見たことある？」
「ライブはまだないんです..いつかチケット取って見に行きたいです」
「A！ほんなら俺頑張るわ！」
いつの間にか渋谷さんは私のことを下の名前で呼ぶようになってお酒も回って楽しくなっていた
「今日も楽しかったです！また会えたら飲みましょうね」
「A！2件目行くぞ〜」
「すばる！帰るで！原田さんも明日仕事あんねんから〜」
「すみません。横山さん、渋谷さんありがとうございました！おやすみなさい」
2人と別れてタクシーに乗って家の前に着いた
「...あ」
「...あ」
偶然なのか必然なのか、、
家の前で大倉忠義に会った
知らないふりをしてマンションに入ろうとした
「すんませんでした」
「..え？」
思いがけない言葉に無視できなかった
「この前あんなことして嫌な思いさせてもーて..ほんまごめんなさい..それと、、」
「き、気にしてないので大丈夫です！私急いでるんで！」
臆病な私はこの空気に耐えられず急いでるふりをして大倉さんが言いかけた言葉も無視してマンションに入った
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
