All is well (ページ6)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:63,138 hit

006 ページ6

「す、す..すき！？横山さん落ち着いてください」

「初めて会うた日からキレイやなぁって思ってたけど性格もよくて可愛くて..やから今大倉に嫉妬してんねん！」

「..うぅぅん....私仕事が恋人というか仕事人間で常に仕事のことしか考えられないんです..」

「..ほんまごめん..困らせてしもたな..」

「いえ、嬉しいです！でも横山さんのこと何も知らないのに好き嫌いで判断できません」

「ええ子やなぁ原田さんは～」

「横山さん酔いすぎですよ～横山さん人見知りで女性の目も見れないらしいじゃないですか！」

「誰情報やねんそれ笑」

「大倉さんです笑」

そういうとまた浮かない表情を見せた

「横山さん..どうしてそんな顔するんですか..」

思い切って聞いてみた

「え？あ..どんな顔やねん..」

「ほら、その顔！どこか寂しそうな顔」

「そんなんしてへんて！気のせいや！」

「ならいいですけど..あ、そろそろ帰りましょうか」

そういって日付変わる前に家に着いた

「Aさん！私、大倉さんのこと本気で好きになりました」

「へ？」

「大倉さんのことが好きなんです！Aさん大倉さんのクライアント受けてるじゃないですか～その勢いで大倉さんに私を紹介してくれませんか？」

「あ、麻美ちゃん？これは仕事であって..」

「私、本気ですから」

麻美ちゃんの瞳は真っ直ぐで本気なんだとすぐわかった

「う..うまくできないかもしれないけど一応言ってみるね」

そういうしかなかった

煮詰まってた大倉さんからの注文もやっと完成に近づいて
一度サンプルを大倉さんに確認してもらうため
近くのカフェで会うことになった

「大倉さんお久しぶりです」

「久々やなぁ～」

「こちらがサンプルなんですけどいかがでしょうか」

「ええなぁ！これええやん！」

「では、このまま作らせていただきます」

「...原田さん、横山くんに告られたんやろ」

「え、あ....はい」

メンバー内だから知ってるのも当然か..どこまで話したんだろう

「どうなん？横山くん好きっていうの珍しいなんで。前にも言ったけど目も合わせられへんくらいやのに..」

「すぐにお返事は出来なかったです。知り合って間もないですし、好き嫌いで区別できませんし..」

「なら俺もええかな？」

「え？」

「俺も原田さん好きやねん。あ、横山くんか俺かどっちか選ぶとかやないで？俺の気持ち知っててほしいねん」

天下のアイドル様からこんなことがあるなんて、、
何かのドッキリかな、、