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私のお家に来ることを即答した大倉さんは仕事が早い。。
早速着替えやらなんやらお泊まりセットを持って家に来た
「まだ来ていいなんて言ってないですけど」
「早い方がええやろ！お邪魔しま〜す」
「え、あ、ちょっと！」
半ば強引に上がり込んでソファにくつろいでいた
「私今から仕事なので鍵置いておきますね！」
「今から！？今19時やで？」
「部長と取引先の方と会食なんです！」
「しょうがないな〜行ってきますのチューしてくれたらええで？」
「私もう急いで行かないといけ...(チュッ)
「いってらっしゃい」
「...い、いってきます...」
家を出て最寄駅まで早歩きをした
いってきますのちゅう..思い出しただけで大倉さんとのキスの感触を思い出してしまう
あんなの毎日だったらドキドキして心臓持たなそう、、
いってらっしゃいのあの笑顔は紛れもなくアイドルスマイルでそれを独り占めしてしまってる感じ、、
暗いからいいけど多分私の顔今きもいと思う、、
そんなこんなで会食の待ち合わせ15分前にはお店に着いた
席に案内されて部長と取引先の方を待っていた
「原田さん、待たせたね」
「上村部長、菅井様今日はお招きいただきありがとうございます」
会食は進み22時を回るところだった
「原田さんはこと後時間あるかね？」
「いえ、特にありませんが..」
「なら次のお店行こう。上村部長はまた来週会うから今日は原田さんと2人きりにさせてくれ」
やばい..これはやばいやつ...
「菅井様、でも...うちの原田は..」
「なに？ダメなのか？」
「い、いえ..原田をよろしくお願い致します..」
さすがの上村部長も菅井様には頭が上がらない
そして私は取引先の社長にどこに連れて行かれるの、、
自宅？飲み屋？..もしかしてホテル！？
嫌なことしか思い浮かばない、、
お店を出た後は上村部長と別れて菅井様と歩いたのはいいけど
腰に手を回してくるし体は密着で気持ち悪さしかない
早く大倉さんに会いたい
その思いで乗り切った
「ここが私の行きつけなんだ？さぁ、入ってくれ」
いかにも会員制のバーでカウンターに通された
後ろの方のボックス席では何やら若い男性4人がケラケラ笑いながら飲んでいた
どうしよう。この4人組も菅井様の知り合いで揉みくちゃにされてしまったら、、とまたドラマのような展開を想像してしまう
「マスター、この子にカクテルを出してくれ」
「かしこまりました」
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作者名：まるやん | 作成日時：2019年10月14日 6時
