024 ページ24
数ヶ月経って桜も咲いて新しい年が始まった
あのイベント以来関ジャニ∞との関わりは一切ないし
麻美ちゃんとも仲がいいし小池くんは忙しそう
そんな平凡な毎日だった
「麻美ちゃん!私クライアントとの打ち合わせしてくるね!」
「はーい!」
「は...?」
「どーも。大倉忠義です」
「え?なんで?」
「僕が依頼したんですわ!」
しっかり名前を見ていなかった私がいけないんだけど
2度と会うはずのなかった大倉さんにまた会えた
このドキドキを抑えて仕事に取り組む
「ご依頼というのは..」
「数ヶ月会わないだけでそんなに固いん?よそよそしいわ〜」
「仕事なので」
「ほな、お願いしたいのが〜..引っ越ししたいと思っててな、家具も新しくしたいねん!ざっくりいうとシンプルかつおしゃれな部屋!みたいな?伝わる?」
「ん〜なんとなく。絵コンテをいくつか作ってくるんで後はメールでやりとりしましょう。家具だけ決めておいてください」
「メールだけなん?また家に来て雰囲気見てくれたりしないん?」
「それは〜..」
「お客様のご依頼は断らない!じゃなかったっけ?」
「...その通りでございます」
大倉さんにうまーく丸められてる..!
打ち合わせから数日後大倉さんの予定に合わせてご自宅にお伺いした
「お、おじゃまします」
「新居どう?なんもないやろー」
「そうですね。どういう感じにしたいとかありますか?」
「ん〜全部おまかせ!家具は全部買い直したいと思っててな〜強いて言うなら居心地のいい部屋がええな」
「ん〜わかりました。いくつか案を作成しますのでまたメールでご連絡します」
「またメールで?メール嫌や!」
なんとか説得してメールで済ましてもらうことになった
ー会社ー
「だぁぁぁつかれた〜〜」
「原田さん大丈夫ですか?」
「小池くん!ちょっとお茶持ってきてぇぇ」
「はい!お持ちしました!」
グビグビとビールのようにお茶をのんで ぷはー なんて口にしていた
「原田さんクライアントですか?」
「そうなの!まさかの大倉さんで、、」
「え、あ、、そうなんですね」
小池くんが悲しそうな顔をしていたのはやっぱり私が好きなの?って自惚れていられない!
「ちょっと一緒に考えてくれない?大倉さんのオーダーが全部おまかせなんだよね、、」
「任せてください!って言いたいところなんですが今日大倉さんにご飯誘われてるのでお先します!」
いつの間にそんな仲になってたの、、
125人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まるやん | 作成日時:2019年10月14日 6時