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「でも、三毛縞くんからは妹がいるなんて聞いたことないんだよねえ。そういう意味でもちょっと珍しいなって思っちゃうよね」
薫が首を傾げた。
「実は、ここ数年顔も見てなければ声も聞いてない件について……」
「え、本当？別居してたとか？」
「まぁそれもありますけど」
「そっか、兄妹仲はそんなに良くない感じ？」
「良くも悪くもないというか、そもそもあんまり関わってすらいないというか……」
「なるほど」
「引き留めておいて相済まぬが、そろそろ行った方が良いのではないか？ここは女人禁制な上、仮にも『あいどる』の寮であるしな」
颯馬の言葉に、はっとAは時計を見た。そこそこ時間が過ぎている。
「そうだね、じゃあ行こうか。颯馬くんはこの後は？」
「仕事もないので、料理の仕込みをするつもりだ。……貴様にはやらんぞ」
「えっそんなご無体な……なんちゃって、なんちゃって！やめて、柄から手を離してってば！冗談だから！」
静かに今度はハリセンでなく刀の柄に手をかけた颯馬に、薫は手を振った。ふっと小さく息を吐き、颯馬は何もせずにまた手を降ろす。
「冗談だ。暗くならないうちに帰るのだぞ、三毛縞殿……あいや、これでは兄君と混ざるな……A殿、と。入学した折には、この神崎もきっと力になろう」
「ありがとうございます、神崎先輩。それでは」
薫の方に目を向ける。薫はひとつ頷いた。
「それじゃ、今度こそ行こうね。大丈夫、俺ももう間違わないから。ほんとほんと☆」
そうして数分歩いてからようやくAは、目的だった寮までたどりついた。
「助かりました……本当にありがとうございます」
「いえいえ。本当にごめんね、見当違いなとこに連れてっちゃって」
「いいえ、今回ので神崎先輩と面識が出来ましたし、星奏館からここまでの道も歩けたんで、収穫は上々ですよ」
「そっか、そう言ってもらえるなら少し気も楽かな」
そう言って薫は、アパートを仰いだ。
「寮って言ってたけど、ここが女子寮ってこと？プロデュース科の新設で、アイドルだけじゃなくてプロデューサーにも寮の用意をする、みたいなことをちらっと聞いてたけど」
「みたいな感じらしいですね。他にも入居予定の方はいるみたいなので」
「なるほど」
薫はひとつ頷いた。
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Chris(プロフ) - 冬枯さん» 元々あんスタ知ったこと自体ツキウタ。がきっかけで、あんスタ→ツキウタ。→あんスタ(今)みたいな感じなんです。製本も、とりあえず自分用に作ってみて、満足行く出来なら頒布に出そうかな、くらいなので本当におかまいなく……>< Musicの星5千秋は大変でした^^; (2021年1月10日 11時) (
レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 本欲しい…でも無理そう…面目ない… 主さんツキウタ。ご存知だったんですね！まだツキアニ。2を見た程度で何も知りませんが少しずつ知る予定です。☆5千秋おめでとうございます！更新しつつはヤバいっすね…！これからも応援してます！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 冬枯さん» いつもコメントありがとうございます！そうなんです、プロ科の1年生です。本編ではつぼみまでの成長で、開花まではしませんが、いろんなアイドルたちと関わる中で成長していく主人公を描き出せればと思います。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 続編ありがとうございます！！主人公ちゃんは正式に作られるプロ科の1年生か！！あんずちゃんなどの力を借りて成長していくんですかね…？その前に何かありそうな気もします…読めば読むほどお話に引き込まれる感じがします！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年12月17日 23時
