経理部の大瀬さん[赤] (ページ13)

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あろうことか、山田太陽の姿。

『山田さん！！！いつからそこに！！』

山田はジロリと私たちを睨むと自分のデスクに行ってしまった。

待って、今の山崎さんとのやりとり見られてた？！？！

やってしまった！！！！！！

『ちょっと！山崎さん気付いてたなら言ってくださいよ！！！』

山崎「俺らが仲良しなの別に、山田には関係ないでしょ？だって、山田がすきなのは森若さんでしょ？」

おいこら山崎！それはそうだけど！

おっしゃる通りですけどね！！

『そうなんですけどね！！！
言葉にするとよりこう、来るものがありますがね！！』

山田さんは、私のことなんてなんとも思ってないのは分かってる。

分かってるけど...。

何でか他の男性と仲良くしてるところを見られるのは嫌だ...。

ー山田sideー

山田「...なんか腹たつ。」

今日の大手企業との契約は無事成功し、すぐにでも会社に帰ってAに自慢してやりたかった。

お前と営業回った頃よりも俺は成長した！

一人でも山崎さんと並ぶくらい成績も優秀になった！

...何て話しかけようか。

と考えながら部署に戻ると、

『わー！嬉しいです！！』

と、Aの笑い声が聞こえてきた。

しかも目の前には

山崎さん...。

山崎さんは俺に気づいたが、目の前のA
と会話を続ける。

なんだか二人はいいムードにみえた。

山田「なんだよ、蚊帳の外かよ...。」

もともとAは俺なんて眼中に無かったのだろう。

いつだって女は仕事のできる優秀で顔のいいやつが好きなんだよ。

山田「今日の俺、結構頑張ったんだけどな..。」