1.あかんすっきやねん【ＪＷ】 (ページ33)

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溺れるナイフ×菅田ページ33

-店内-

重"でなー、そんときAがパイプ椅子ごと後ろにひっくり返ったんよ！！"

今は重岡がAにしたイタズラの数々を、本人の目の前で嬉しそうに自慢している。

"しげ、マネージャーにめちゃめちゃ怒られてなかった？"

重"ギャハハ、せやねん！Aのマネージャが鬼みたいな顔でバーって走ってきよって、
本気のビンタばちこーーん、もろたわ！！

淳太もめっちゃ笑っとってん！！"

ほら見ろずっと重岡がしゃべりまくるやん。

ニコニコと嬉しそうなAと、
Aに喋りかける機会を伺う菅田。

菅田"あー、ほんま誘わんかったらよかったー。"
ボソボソと喋る菅田。

"ん？どーしたん？"
と横にいる菅田に首をかしげるA。

菅田...(むっちゃ可愛いやん)

"いや、そろそろ帰ろかなーて。明日も撮影早いし。"

"せやなぁ、明日はスケジュールビッチリやしね！"

重"せやな！帰るか！"
そう言ってさっさと店を出る重岡。

"あれ？お会計はー？"

重"あ、もうしてあるでー。"

菅田"あ、ほんま？ごちそうさまです。"

"わー、しげのおごりなん？
もっといっぱい食べとったらよかったー。"

重"むっちゃ食うとったやん！！"

あははと、楽しそうに言うA。

～♪

重"あ、すまん。マネージャーから電話や！"
そう言って電話に出る重岡。

菅田とAが少し距離を開けて止まった。

"菅田くんごめんねー？しげうるさかったやろー？"

菅田"ほんまですよ、次は二人で行きませんー？"

名前)はうーん。と考えて
"んーー。ごめんなぁ。
二人で行ったらしげきっと怒んねん。"

と少し困ったような顔をした。

菅田"そっかー。大変やねー。"

"せやねん、めっちゃ迷惑やろ？"

そう言って笑うAは、
全然迷惑そうに見えなくて。

菅田"ほんま、絶対重岡には教えたらへん。"

"ん？どしたん？"

自分が嬉しそうに笑っていたことに気づいてないAに。

菅田"俺、諦め悪いんでまた誘いますわ。"

と、菅田がニコッとAに笑いかけた。

菅田side end