01.24から感謝届けます。 ページ20
「おはようございますぅ。」と、遠くから濱ちゃんとしげの声がした。
季節は冬。
今日はドームでのリハーサルのため、
いつもよりも緊張している私。
二人の声が聞こえたことで、少し落ち着いてきた。
濱「これエイトも使ってた楽屋やん!!」
重「あれ?Aおらんやん珍し!!俺ら一番乗り!?やったー!!」
『...ごめん。居ますー。』
重「やっぱ居る思たわ!!一番乗り取られたー!!」
濱「あ、トイレみてこよー。」
重「おい!!初めてのトイレシャワールーム俺や!!」
『ちょっと!!ケンカしないで!!』
メンバーが徐々に集まり始めると楽屋はどんどん賑やかになった。
あちらこちらで聞こえる陽気な関西弁。
...まさかみんなとドームにまでこれるなんて信じられないな。
メンバーたちを眺めていると、私のソファーが少し沈んだ。
『あ、神ちゃん!おはよー!』
神「はよー。隣座ってもええ?」
『それ座る前に聞くんやでー?!』
神「はは!A今日ごきげんやなぁ。なんか良いことでもあった?」
『え?あー、みんなとドームでライブできるなんて幸せやなーって思ってた。』
神「そーやなー。でも、昨日はあんなに緊張するー!って言ってたのにな!」
『ごめんなー。夜中に電話して!』
昨日緊張のあまり眠れなかった私はついつい神ちゃんに電話を掛けたのだ。
すると近くにいたのんちゃんが寄ってきた。
望「え?!?!A起きとったん?!だったら俺も電話すれば良かったー!!!」
神「いやでも、この人しゃべるだけしゃべったら寝たで?!」
『ごめんなさいー!神ちゃんの声聞いたら安心して寝落ちしてました!!』
望「なんかええな!カップルみたいやん!!」
神「寝息もしばらく聞かせて頂きました。」
『えぇ?!』
望「ええなー!!!!!!!」
いやいや、ええなーちゃうわ!!
いびきかいたりしてないよね?!
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作者名:まる | 作成日時:2019年1月19日 21時