1.あかんすっきやねん【ＪＷ】 (ページ12)

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01.差し入れ[桃] ページ12

望「おはよーございまーす。」

とテンション低く、朝イチの仕事に入ってきた。

「おはよー。」と返すメンバーたち。

私も挨拶しようと振り返るが、

あれ？なんか？

『のんちゃん...顔むくんでない？』

東京での活動が増えたから、ホテルで生活しているとは聞いてたけど...。

寝起きの顔がパンパンに浮腫んでいたのんちゃん。

望「え！？おはようの前に急になんなん？！？

それやったら照史の方が浮腫んでるやん！？？」

そう言って怒るのんちゃん。

『あ、ごめん！！おはよ、のんちゃん！』

傷つけるつもりはなかったんやけれど、ついつい気になって口に出してしまった。

桐「おいおい俺は顔だけちゃう全身や！自分で言わすな！！」

「「「「「「あははは！！」」」」」」

そう言ってメンバーたちに混ざり一緒に笑うのんちゃんに

ちょっと思うところありの私だった。

「今日はこれで終わりです。お疲れ様でしたー。」

と言うスタッフの声。

「「「「「ありがとうございました。」」」」」

と言って私たちも楽屋へと戻る。

先ゆく背中に『朝はごめんなぁ。』と話しかける。

望「あぁええよ！実際ちょっと太り出してん！」

そう言って顔の肉をつまむ。

もちもちのほっぺたが可愛い。

『おせっかいやとは思うんやけど、のんちゃん今ホテル生活やろ？
ご飯とか外食ばっかやったりしてんのかな？って思って。』

望「確かに多いなー。けどほんまは手料理とか食べたいねんなー。ちらり。
さっきもほんまは結構傷ついたしなー。ちらり。」

『よ、よかったら作りましょうか！？！？』

としか言えない雰囲気。

年下恐るべし...。

望「まじか！あざーす！！！！！！！！！」

にやりと笑うのんちゃんに

『策士め！』

とデコピンした。