今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:3,809 hit
小|中|大
124小節目_R ページ20
「帰るかぁ…」
小さく欠伸をして、背伸びをする。
ゆっくりと海沿いを歩いていると、
夕日がやけに綺麗だと気づいた。
その逆光でよく見えないけど、前から人が歩いてくるのが見えた。
「…え、華恋?」
陽の光が眩しくて、直視できない。
根拠は無いけれど、華恋かもしれない。
10年も経って、姿なんて変わりきっているはずだ。
でも、何か惹かれるものがある。
「『また、絶対会おうね』」
「そう言ったでしょ?」
長いストレートの髪を耳にかけながら、
俺を覗き込むように言う目の前の女子高生は、
「華恋、なんだよな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かふぇもか | 作成日時:2020年12月21日 19時