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124小節目_R ページ20

「帰るかぁ…」


小さく欠伸をして、背伸びをする。



ゆっくりと海沿いを歩いていると、

夕日がやけに綺麗だと気づいた。


その逆光でよく見えないけど、前から人が歩いてくるのが見えた。



「…え、華恋?」



陽の光が眩しくて、直視できない。


根拠は無いけれど、華恋かもしれない。



10年も経って、姿なんて変わりきっているはずだ。

でも、何か惹かれるものがある。






「『また、絶対会おうね』」






「そう言ったでしょ?」



長いストレートの髪を耳にかけながら、

俺を覗き込むように言う目の前の女子高生は、





「華恋、なんだよな」

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設定タグ:吹奏楽 , 短編 , 小説   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:かふぇもか | 作成日時:2020年12月21日 19時

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