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spring moon #08
夕食を食べ終えて解散する頃には既に幾分時間
が経ってしまっていた。
待っている、と言ってくれた彼の事を思い出し
て笑みを浮かべながらちょっぴり歩みを早めて
見せる。
遠くに見えるカフェに明かりが点いている事に
安心感を覚えては、寒々しい夜風に身体を強張
させた。
カフェに辿り着き、重たいガラス戸を引いて中
に入れば珈琲の良い香りが鼻をくすぐった。
ドアが開くと同時に接客をしている数人の店員
が暖かい挨拶をしてくれる。
そんな中、カウンター前にてレジ番をしていた
彼と目が合うと嬉しそうに微笑えみながらふわ
ふわと手を振ってくれる。
何故か彼の笑顔に鼓動を早まらせている自分に
戸惑いながらも手を振り返しながら、彼の居る
レジカウンター前へと歩みを進めた。
「おかえりなさい」
「ただいま...」
自然に言われた彼の言葉に戸惑いながらも、何
だかこの状況に安心している自分が居る。
彼の優しい" おかえり "の言葉は何だか堪らなく
心地良く感じた。
「ご注文は何にしますか、お勧めは俺の入れた
ラテです」
そんな事を言われてしまったらラテしか飲めな
いではないかと苦笑を洩らしながらも、彼に言
われた通りラテを頼む事にする。
夕食を食べた直ぐの為、何か食べるのはきつい
だろうかと思っていたがカウンター横にあるガ
ラスケースに綺麗に並べられたロールデニッシ
ュは幾分別腹に見えた。
「ラテと、ロールデニッシュをお願いします」
「出来上がり次第、お持ちします」
ラテを頼んだ事が嬉しかったのか、嬉しそうに
顔を綻ばせる彼に癒されながら私は何時も座っ
ている窓際の席へと移動した。
カフェに漂う珈琲の香りが堪らなく私の身体を
癒して疲れを取ってくれる様だった。
相変わらず名前の知らない洋楽は丁度いい音量
ですんなりと耳に入って消えていく。
随分前までカフェの雰囲気に癒されていたのは
確かだったが、最近は幾分彼の人柄の良さにも
癒されて居る様な気がした。
ちらりとカウンター奥の彼へ目を向けてみれば、
背を向けてラテを入れている最中の様だ。
カフェの制服であるワイシャツにエプロン姿だ
からだろうか、それでなくても大きな身体が余
計に逞しく見えた。
ふわふわの髪も、笑うと無くなってしまう目も
何だか可愛くて仕方がないだなんて。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
