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spring moon #50 ＊
彼女との通話越しに聞こえた男の声に、身体が
敏感に反応した事が自分でも直ぐに理解出来た。
慌てる様にして、あれは朝食を作りに来てくれ
たジソンなのだと口にする彼女に、胸が苦しく
なったのは昨日の今日で寂しかったからだ。
彼女が大学の友達であるジソンヒョンと仲が良
い事など出会った直ぐの頃から知っていた。
ヒョンと居る彼女を見て、沢山勘違いして嫉妬
した事だってあの頃からあった。
けれど、何処か自分の中で割り切らなくてはな
らないのだろうと決めていた筈だと言うのに、
改めて彼女が俺の知らない所でヒョンと会って
居るのだと考えると、堪らなく嫌だった。
俺ですら、彼女の家にお邪魔した事など無いの
だから余計に気に入らない。
「あぁ...ったく」
子供っぽい理由で彼女との通話を半ば無理矢理
に切ってしまった事を後悔する。
握っていたスマホをテーブルに投げ出して、リ
ビングのソファへと身体を投げ出した。
「朝から何に苛ついてる？」
ソファの下に胡座をかいて座りながら、ウジン
が用意した朝食である食パンを嚙るジェファン
は、あっけらかんにそう言った。
「自分の情けなさに苛ついてる」
「ヌナと何かあったんだろ、聞くよ？」
「ヌナが俺の知らない所で男友達と話してるっ
て考えると凄い嫌だ」
ソファクッションを強く抱きしめて、電話越し
に聞こえた彼女の切なそうな声色を思い出すだ
けで、堪らなく胸が苦しくなる。
そんな声色をさせる為に電話した訳ではないし
彼女とヒョンの事を理解したい気持ちも少なか
らず有るのだと言うのに。
「ダニエルがヌナを信じてやらなかったら、誰
がヌナを信じるんだよ」
「だよね...」
「俺だって自分の彼女が知らない男と話してた
ら気に入らないけど、割り切らないと」
珍しくまともな返事を返してくるジェファンの
言葉に頭を悩ませながら、ソファクッションに
顔を埋めなおして深く考える。
「伝えたら分かってくれると思う？」
「ヌナはダニエルの彼女だろ」
彼女が今日、何時もの様にカフェへ足を運んで
くれた時にしっかり謝ろう。
そうすれば彼女も分かってくれる筈だと信じて
いる。
そう言う事に関して、余り干渉しない方だと思
っていた俺がこんなにも彼女に必死になってい
るのは、今までに感じた事もないくらいに彼女
の事が大切だからだった。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
