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spring moon #05 ＊
カフェでバイトを始めようと思ったキッカケが
特にあった訳でもなくて、ふと学校帰りに見か
けた求人のポスターを見て応募してみただけな
のだ。
学校に帰ってから勉強をする訳でもなければ、
生憎学校が運営している宿舎にて寝泊まりして
いる為、仲のいい友達とは毎日顔を合わせる。
趣味で続けているブレイクダンスの練習でさえ
も土日の午後からになる為、午前中はどうも寝
て過ごしてしまう。
それならバイトでもして、釜山にいる両親の役
に少しでも立てたらと思って始めたバイトだっ
たけれど。
今では半ば目的が変わって来ている様な気がす
る。
毎日とまではいかないが、週に３.４回カフェを
訪ねてくれる女の人がいる。
何時も綺麗で大人っぽい彼女は窓際の席に好ん
で座り、毎回の様にアメリカーノを頼む。
大人っぽい雰囲気とは裏腹にふわふわと可愛い
らしく微笑む彼女に一目惚れしてしまったのは
何時からか分からない。
「Aさんだって、A...ヌナ」
バイトを終えて直ぐ、宿舎へと戻って来ていた
俺は吐息交じりにそう呟いた。
と、ソファの下に座りながらゲームをしている
ジェファンが呆れた様に苦笑を洩らした。
「Aヌナだって、ヌナ〜」
「何がヌナだよ」
ジェファンの口から出たヌナの言葉に少しなが
らも嫉妬をしてみせながら、俺は座っていたソ
ファへと身体を沈めた。
ぼうっと天井を眺めながら、今日はアメリカー
ノではなくラテを頼んでくれたのだと思い出す
と自然と笑みが洩れた。
ダニエルさん、なんて遠慮気味に呼ばれた自分
の名前にこんなにも恥ずかしくなってしまうな
んてどうかしているだろうか。
「なんで年上だって分かった？」
「何時も大学の参考書読んでるからそうなんだ
ろうなって」
「俺もカフェでバイトするかな？」
「バイトしてもいいけど、俺の所はやだよ」
「冗談だよ、片思いが実る事を祈ってる」
あっけらかんにそう言うと、直ぐにゲームへと
集中し始めるジェファンに苦笑しながら。
次に会えるのは一体何時なんだろうかと、幾分
会いたい気持ちばかりが先走る。
初めは綺麗だ、なんて思っていただけの気持ち
が今ではこんなにも彼女にゾッコンになってし
まっている。
だなんて、もちろん彼女自身は知る由も無い事
にちょっぴり寂しさを覚えながら。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
