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spring moon #23
同じ気持ちなのだと理解した途端、あれだけ自
分だけなのではないかと思っていた気持ちがど
こかに消えてしまった様に軽くなった。
嬉しそうにふにゃふにゃ微笑む彼は私の腰に回
した腕に力を込めて優しく引き寄せた。
さっきより幾分強く抱き締められてしまうけれ
ど、今はもう抵抗したり逃れようとしたりする
事は無い。
顔を埋めたロングダウンジャンパーから彼の香
水の香りが鼻を掠めて消えていく。
もう、何も躊躇う事は無いのだと思うだけで幾
分胸が暖かくなった。
「いつからそう思ってくれてた？」
私の後頭部を優しく撫でながらそう言う彼に、
私はちょっぴり考えてみてから返事を返す。
「ダニエルくんがラテをくれた日から」
「あの時から...なんだ、そう思ったら急に恥ず
かしくなってきた」
そう言って恥ずかしそうに笑う彼につられて笑
みを浮かべては、自分の気持ちに気付いた時の
事を思い出してみる。
ラテをくれたあの日、あのカフェで飲むラテの
美味しさに気付くと同時に彼の存在にも気付け
たのだ。
それから、ラテを飲む為に通っているなんて理
由は何時の間にか彼に会う為に変わってしまっ
ていた。
そう思い始めてからは早かった様な気さえする。
彼と話している時間がこんなにも楽しくて、向
けられている優しい眼差しが私だけのモノだっ
たらいいのになんて。
「今はラテを飲む為じゃなくて、ダニエルくん
に会いたくて通ってるんだよ」
「ヌナ、可愛い事言わないで」
伸びて来た彼の大きな手に頬を撫でられてしま
う為、思わず目を細めてみせる。
そんな私の仕草に満足した様に笑みを浮かべる
彼の視線に吐息が洩れてしまいそうだ。
「ちゃんと伝えられて良かった...」
「俺達、両想いなんだよね？」
「うん...！」
改めて言われた彼の言葉にドギマギするのは、
まだ私の気持ちが今の状況に着いて来られてい
ないからだろうか。
けれど、私の気持ちなど知る由も無い彼は相変
わらずふにゃふにゃと微笑んでは私を見つめた。
「ヌナは俺の恋人？」
「そ、そうだよ...恥ずかしいから言わせないで」
何でも素直に聞いてくる彼に戸惑いを隠せない
うえに、きっと今の私は何よりも顔が赤い筈だ。
「キスして、いい？」
囁く様に呟かれた彼の言葉に思わず一歩下がろ
うとしてみるが、生憎腰に回された腕に制御さ
れて距離を置く事が出来ないでいた。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
