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spring moon #13
家であるマンションに着いてすぐ、電気も点け
ないままリビングにあるソファへと身体を沈め
て見せた。
カフェから帰った直ぐはラテの美味しさやお店
内の雰囲気を思い出して幸せな気持ちに浸るの
だと言うのにも関わらず。
今日の私は帰ってから幾分彼の事しか考えてい
ない様な気がした。
薄暗い部屋の中、目を瞑ると頭に浮かぶのは彼
の優しい笑顔だなんてどうかしている。
人柄の良さに惹かれているのだとすら思ってい
だが、どうやら最近は違う様にも思えてしまう。
と、ソファへと沈めた身体を半ば無理矢理に起
こして、羽織ったままになっていたロングダウ
ンジャンパーを見つめる。
気にも止めずに帰って来てしまったが、彼が貸
してくれた服をそのまま着て来たのだ。
もし、明日通学する時に代わりになる物が無か
ったらどうしようかなんて吐息を洩らす。
せめて連絡先だけでも聞いておけば良かったと
反省しながら、寝室に向かいクローゼットから
出したハンガーにかけ直した。
明日の朝彼に届けに行くのもいいが、何やかん
や言って私は彼の事を何も知らない様だ。
午後からはバイトに来ていると言っていた事を
思い出して、幾分遅くなってしまうが授業終わ
りにカフェまで届ける事を決めた。
最近はこんなにも頻繁にカフェを訪れたりして
いなかったと言うのに。
暇と時間さえあればカフェを訪れて彼の淹れる
ラテを飲んでいるだなんて。
余りにも贅沢だと言えるだろうか。
彼の服をさらりと撫でてから、今度は寝室のベ
ッドへと身体を沈めた。
幾分場所が変わっただけで着替えも済ませてい
なければメイクも取っていない状態だと言える
のに、身体は横になる事を望んでいる様だった。
「ダニエルくん...かぁ」
ふにゃふにゃと可愛らしく笑う彼の顔を思い浮
かべながら、ぽつりと呟いて見せる。
明日は何を話そうかなんて考えている私は、ど
うやら彼と話す事に意味を見出したい様だ。
ベッドから見えるハンガーに掛かった彼の服を
見ては、吐息を洩らした。
彼は随分前から私があのカフェに通っている事
は知っていたと言うのだ。
けれど、私は彼が働いている事すら気にも止め
ていなかったというのに、彼を知れば知るほど
それ以上を求めてしまうのだ。
彼のそれ以上を私の知っているそれ以上を知り
たいと思ってしまうから。
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choi(プロフ) - maryさん» ジソンオンマタイミング！笑 母性本能全開のジソンさんにはオンマ的ドジも頑張ってもらわないと、と思いましてヽ(´o｀；にしても我ながら今のタイミングはちょっと！ですヽ(；▽；)ノ (2018年9月12日 19時) (
レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - あああああ！！ジソンオンマー( ＴДＴ)今は声かけちゃダメー( ＴДＴ)笑 (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ぜひ！！ぜひその番外編読みたいです！！( *´艸) (2018年9月12日 12時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
choi(プロフ) - maryさん» ジェファンとの絡みに反応下さるのmaryさんだけなので、密かに凄く嬉しいです！笑 番外編でダニエルくんとジェファンのお話を書こうかな...なんて思っちゃいますヽ(´o｀； (2018年9月12日 11時) (レス) id: 3ac3189961 (このIDを非表示/違反報告)
mary(プロフ) - ジェファンとの絡み待ってましたー！！やっぱりダニエルくんとジェファンくんの絡み大好きです(*´∇｀)もうウジンに何されたんだ！！笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: d75f5942a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CHOI | 作成日時：2018年7月9日 16時
