それ私のスカート！！② (ページ9)

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原「じゃ、おつかレインボー」

太「Aまたね………」

『ごめんね茉莉また今度行こう？』

太「絶対行こうね！！もう半年くらい言ってるんだから！！」

原「あれ、アンタ達帰んないの？」

みんなが次々帰っていっても
帰ろうとしない正義を不思議に思っていると
のぶおが声をかけてきた

東「いや…若林と山上のことなんだけどさ」

原「何なのよ？」

東「あいつ遊ばれてるっぽいんだよね」

『え…』

田「遊ばれてる？」

東「からかって山上のスマホから坂本達がデート誘ってるらしいんだよ。本人から聞いたんだけどさ」

さっき呼び出された時に聞いたのかな
純粋な若林くんを弄ぶなんて酷すぎる

原「それ本当なの？」

東「うん。デート行くのどうなんだろうな」

田「たしかに。それ若林が知ったら…」

東「そんな理由でデートしてるって知ったら傷つくっていうか、からかわれてるわけじゃん。しかも山上の奴、明智のことが好きらしくてさ」

原「そうなの」

東「まあ、明智はそんな奴相手にしないと思うけど。止めた方がいいのかな。なんて言えばいいんだろう」

田「原田先生どうしましょう」

よりによって明智のことが好きなんだ…
若林くんと連絡取ってたのも
明智の連絡先教えて貰えると思ったからだとか

原「デートは決行するわよ」

田「えっ？」

原「だって私が服買ってあげたんだから！」

東「それだけ？」

原「当たり前よ！金かかってんのよ！」

東「何か怒ってる？」

原「怒ってないわよ！じゃあ土曜日よろしく」

珍しく怒ってるのかのぶおは
カツカツとヒールの音を鳴らしながら帰って行った

東「なんで泣きそうになってんの」

『山上さんいい子だと思ってたのに』

東「ほらAちゃん帰るよ」

『……ん、』

東「はいはい」

手を伸ばしてアピールすると
来た時みたいにしっかり手を繋いでくれる

行きにガッツリ恋人繋ぎされていたのは
正義が色々と不安に感じていたからなのかもしれない
お互いに同じ行動をしていることに気付き少し頬が緩んだ

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