それ私のスカート！！② (ページ5)

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原「好きとか好きじゃないとか絶対悟られないように、放課後連絡先をゲットしてください」

若「いや何の自信もついてないんだけど」

原「大丈夫大丈夫！最初の一歩はお前次第なんだから」

若「何の授業だったのこれ」

原「連絡先ぐらい自分でゲットしろよ！聞きたくないの？聞きたいの？」

若「そう言われると聞きたいけど…」

出会って１日でこんなに想ってもらえるなんて
幸せだなあ、そのスマホの子

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若「ああ～～どうしよう。どうしよう」

放課後みんなで乗降口の所に隠れて
スマホの子こと山上さんを待つ

若「見て！手が！」

原「アンタ生命線長いわね」

若「違うよ汗！」

光「のぶお手相見れんの？」

原「生命線だけね」

田「いやそれ誰でも見れますよね」

若「もーもーもー」

川「のぶお、若林が牛になっちゃったよ」

東「おっ来た！」

しばらくすると
校舎から山上さんが１人でやって来た

のぶおに押されてもウジウジしていた若林くんは
ももちゃんに思いっきり押し出された

山「今帰り？」

若「る…」

東「あ～～！るって言うなよ若林」

若「あの…」

山「あ、そういえば朝ありがとうね携帯」

『頑張れ若林くん』

ずっと携帯をにぎにぎしてるから
山上さんも不思議がってる。頑張って

若「連絡先おして！」

原「おしてってなんだ若林」

山「あっ打つってこと？」

若「いや…教えてって言おうとした」

山「あ～！いいけど」

赤外線で連絡先を交換する２人の姿に頬が緩む
山上さんが校門に向かったからみんなで駆け寄った

若「る…る…る…」

東「あっ、落ち着け落ち着け…」

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