それ私のスカート！！② (ページ18)

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東「お母さんがAと話したいとか言うから断ってきた」

若「会ったことあるんだ」

東「俺ん家来た時に何回かな。やたらAのこと気に入っててさ。変に絡むのやめてほしいわ」

『えぇ～？わたしは楽しいけど』

ドカッと音を立てて椅子に座ると
頬杖をつきながらこっちを見てくる

昨日から目を合わせてくれなかったのに
じっと見つめられて何かドキドキした。わかんないけど

東「２人で何話してたの」

若「……あ、いや」

東「何」

若「あ、大した話はしてないよ。あの、親が来てるか…とか」

東「ふーん」

納得したのかしてないのか
曖昧な返事をするから若林くん困ってる

『ねえ、すっごいのぶおのこと睨んでるお父さんいなかった？』

東「ああ、多分明智のお父さんだよ」

『え、そうなんだ』

ちょっと変な感じになっちゃったから
空気を変えようと話題を授業参観に戻す

どんな人が来てるのか気になって授業中何度か見てたけど
ずっと険しい顔でのぶおのことを見てて印象的だった人

まさか明智のお父さんだとは
余計に空気悪くなってしまった

クラス全体がのぶおを受け入れて仲良くなっている今、
１人だけ反抗している明智は少し浮いた存在になっていて
会話で名前を出すと少し嫌な感じになったりする

若「あ！じゃあ今日カエルの卵っていうとこ行かない？」

『でた。それどうなの』

東「名前まんま過ぎるよな」

『ね～。昨日行こうとしてたとこでしょ？』

東「そう。じゃあ３人で行くか」

若林くんのおかげで空気が戻った。よかった
初めて３人で今日タピることに
何だか知らないけどカエルの卵ってお店
ずっと２人が言ってたところだしちょっとだけ楽しみ

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