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翔「寒(笑)」
碧「もう冬やからな」
翔「卒業だね」
碧「後少しやな」
ちょっとくたびれたウサギを突っつきながら
話す俺。
お揃いで買ったんだよね。
ちょっと汚れちゃったけど外せないや。
碧「連絡は?」
翔「無い」
碧「拓実くんにも?」
翔「無いってさ」
もう2人が揃っているのに
くるかもしれないと淡い期待を込めて
時間まで門で話す。
碧「ほんま、何があったんかな」
翔「引っ越しとかならさ?
ちゃんと言ってくれるかなって思ったんだけど
部屋はそのまんまっぽいし」
碧「連絡してるんやろ?」
翔「既読とかもつかないから
携帯見れてないのかも…」
碧「一年以上も?」
変なことしか頭に浮かばなくなって
碧海と、辞めよって言って行こうとしたとき
「翔也くん…?」
翔「え?」
碧「知り合い?」
「突然すみません。サチと言います。
Aの友達です」
翔「Aは!今何処に?」
サチ「講義終わったらで良いので時間ありますか?」
Aの友達だと言う子に終わりの時間を伝えて
門で待ち合わせをした。
それからの講義が頭に入るわけもなく
講義の時間がやけに長すぎる一日だった。
翔「…会いたいなぁ」
会ったら何話そう。
おかえりって抱きしめるくらい良いよね?
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作者名:Chii。 | 作成日時:2021年10月5日 23時