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翔「碧海、何食べるの?」

碧「どうしようかな」


学食で悩んでいると


純「まだ間に合って良かったわ」

翔「純喜くん、ギリギリですね(笑)」

純「ちょっとトラブルがあったんよ」

碧「何の?」

純「女の子とぶつかってん。
そしたら大事そうにチョコレート持っとって
落としてしもうて。悪いから電話番号だけ書いて
渡して急いできたんやけど」

翔「名前は?」

純「あ。聞いてもないし言ってもない(笑)」

碧「え、名前書いたりもせんかったんです?」

純「忘れたわぁ…」

翔「絶対かかってこないやつじゃん。
そんなに大事にチョコレート持ってたんですか?」

純「おん。何かちっさい可愛いやつやった」


小さい可愛いやつ…
俺があげたのもそんな感じだけど…


翔「何かその子の特徴とか無いんです?」

純「え、特徴?!んー…
あっ何かめっちゃいい匂いしてた(笑)」

碧「変態やないすか(笑)」

純「ちゃうわ!(笑)風が吹いててん
その印象しか残らんかった!」


たしかに今日隣に座った時
風が吹いてああ、女の子だなっていう
印象はあったけど…

まさか、そんなに大事に持ってるとも限らないし
いい匂いって人によって全然違うし。


碧「そういえば今日、翔也も珍しく
チョコレートあげてたやん」

翔「あぁ、あれは…碧海と良く一緒にいるし
いつも何食べてるの?って聞かれてたから
興味あるのかなって思って…」

純「え、どんな子なん?」

「明るくて笑顔が可愛い感じの…」

碧「あっ電話」


Aちゃんからの電話みたいだった。

そっか、碧海は仲良しだもんね。
純喜くんにどんな子って聞かれて
ただの印象を口に出しただけなのにっていうか
口に出しちゃったからかな。


碧「え?あ、それ、かわのじゃなくてこうのだよ。
ちょっと待って。
ねぇ、純喜くん、学生証落とした?」

純「え?…あっない」

碧「A、今どこに居んの?
うん…うん…わかった。じゃあ終わったら行くわ」


じゃあねって電話を切った碧海。
さっきもだけどAって呼び捨てだもんね。


碧「講義終わるまで図書室にいるって言うんで」

翔「じゃあ2人は終わったら図書室?」

純「え、翔也も行こうや」

碧「またAに会えるやん(笑)」

翔「え!何でそうなんの!(笑)」


結果、終わったら3人で図書館に向かう事に。
純喜くんがぶつかったのがAちゃん
だったってことだよね?

可愛い子って…言ったよね?

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設定タグ:JO1 , 木全翔也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Chii。 | 作成日時:2021年10月5日 23時

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